この日は母から「来なくていい」と言われたので、実家には行きませんでした。
私は実家までバイクで30分、交通機関を使うと1時間ほどの場所に住んでいます。
告別式までは毎日お線香くらいはあげに行きたいのですが「来なくていい」と言われてまで行くことはありません。
相変わらず母の言葉遣いには溜息が出ます。
もう少し言葉を選ぶとかできないものか、と。
と言うわけで、先日徹夜で作ったスライドショー用の写真データを、フォトブックに編集し直しています。
私はフォトブックを作ったことはありませんが、以前、いただいたことがありまして。
なかなかいいな、と思ったことがあります。
それと私は前職の経験から、写真データの整理や編集は非常に得意です。
今回は、写真で振り返る故人の生涯ですから、単に古い日付順に写真を並べません。
各章で構成します。
1.旧姓時代
2.農業者として
3.地域活動
4.親戚付き合い
5.家族
6.夫婦
7.思い出の旅行
付帯:葬儀
裏テーマは「みんなのAちゃんと特別な妻」。
故人には多くの仲間がいて古くからの友達には「Aちゃん」と呼ばれていました。
故人の友達は「俺がAちゃんの一番のマブ」と公言する方々が何人かいらっしゃって、人気者だったンだなー、と。
故人本人にとって一番のマブは、たぶんKちゃんと呼んでいるKさん。
故人の写真では、たいてい隣に写っているからです。
このフォトブックは、故人を偲ぶ母のために作るので、故人の独身時代にはそれほど重きを置きません。
本当は親戚じゅうから写真をかき集めて作ってもいいのですが、母の知らない故人の一面を見せられても偲ぶことにはならないでしょうから。
なによりも母は私の結婚式の写真すら「初めてみた」とポツリ。
そりゃあ、興味がないムスメの結婚ですからねぇ、としか言いようがありません。
フォトブックはいずれ母の棺に入れるモノになるでしょう。
それにしても、すでに164枚の偲ぶ写真。
これから葬儀の写真も収録するので、作業量が多いです。
ま、四十九日の法要で、皆さんに回覧していただこうと思っているので、それまでに仕上げればいいと思うと気が楽です。