送付国:ドイツ
送付人:車椅子で生活している男性
切手:95セント
もう、ドイツからはこのポスクロ切手しか届かないンじゃあないか疑惑があります(苦笑)
日本では発行されることはないと個人的には思っていますが、ポスクロ切手を発行している国が羨ましいです。
だってポスクロの知名度があるってことですからね。
私はリアルの生活ではポスクロをご存じの方を見つけられないでいます。
絵はがき:北ドイツからポスクロはがき。多分どなたかがデザインしたポスクロはがきです。
ミートアップカードに似ていますが、ちょっと違いまして。
例えば私が「神奈川からハッピーポストクロッシング」と書くような感じで、横浜港、鎌倉の大仏、江の島、箱根、芦ノ湖辺りをイラストを載せた画像を送るようなものです。
うう、川崎市に住んでいるのに、川崎大師をすぐに思いつかない辺りが薄っぺらい地元愛だと感じてしまいます。
内容:お相手の生活環境や車椅子生活について書いていただきました。
筆記体で書かれていまして、ちと読みにくい部分はあるものの、なんとか読めました。
こういう時はGoogleレンズも使ってみるのですが、たいてい読み込むたびに翻訳が変わりますから、ゆっくりでも自分で翻訳するほうが確実です。
日々Googleレンズも成長するのでしょうけれど、手書き文字のうち筆記体は完璧とは言い難そうです。
私は学生時代にくずし字(とくに農民が書いた文字)を習いましたが「手書き文字こそ教養がにじみ出てくるモノ」と感じます。
美しく手書き文字が教養じゃあないンです。
悪筆だろうとも「読むお相手がいるからこその文字」を意識していれば、ちゃんと読めるンです。
悪筆だろうとも誰かに何かを伝えたい、という気持ちを込めてある文字はちゃんと読めるンです。
ところが、知識階層の方でも「書いてあればいいンでしょ?」くらいの気持ちだと、どういう訳かとっても読みにくいンです。
同じ人の日記でも、自分が有利な事柄だと墨がたっぷり目、文字も少し大きめになるのですが、自分に都合がわるい事柄だとかすれ気味になってみたり。
案外、文字はその人物の性格や心情を映し出すモノと知ったのは、学生時代にくずし字を学んだおかげかもしれません。
さて私の学生時代の友人にもすでに車椅子生活を送っている方がいます。
健常者が高齢者になる前に車椅子生活になることは、ご本人の気持ちの整理が難しいことだと思っています。
私は普通に歩ける健常者ですが、気候によって過去にケガしたことに起因する痺れや痛みが生じることにいまだに気持ちが暗くなります。
また私の状況を知っている方に「大丈夫?」と心配されるのもイヤなンです。
もうどうにもならないことにクヨクヨしている自分を見透かされている気分になって、忘れたくても忘れられないことに執着している現実を突きつけられている気分になるからです。
要するに「私って面倒な人間なの」と宣言している感じにいたたまれなくなるのです。
こんな心情、ブログでしか書けないですけれどね。
お相手ははがきの文章面にもご自身の自己紹介文にも車椅子生活について書かれているので、もしかしたら、車椅子生活になったことを受け止めきれない気持ちがあるのかな?と思ってしまいました。