※このブログ記事は、文句を書き連ねていますから、お目汚し記事です。興味がない方は読み飛ばしてください。
今日から6月。
たまたまNHK総合「みんなのうた」の放映をみていたら湘南乃風さんの「君に」という歌がアニメーションとともに流れていました。
見ていてムチャクチャ違和感。
アニメーションに出てくるお父さんがみんなマッチョ。
例外なくマッチョ。
私の世代なら「キン肉マン」という漫画の登場人物並みにマッチョ。
多分ステキな歌詞の曲なのですが、ぜーんぜん耳に届かないくらいマッチョ。
歌詞の字幕スーパーに目が向けられないくらいマッチョ。
アニメ制作者さんは、お父さんといえば力強い姿を表したそうなのですが(大汗)
私ね、幼稚園児の頃、父親参観日があって、その時に思ったンです。
うちのお父さんは他のお父さんよりも背が高いんだな、って。
一方で、○○くんのお父さんはちょっとナヨナヨしてるな、○○ちゃんのお父さんは太っていてお腹が出てるな…これは幼稚園児くらいの子どもとして普通に感じることだと思うのです。
私の父はすでに農業者でしたから、筋肉もそこそこついている方だったけれど、決してマッチョではありませんでした。
まだ幼稚園児だった私は遠慮のない視線で、同級生のお父さん方を品定めしていたワケです。
するとなかには見るからに体力が無さそうな父親もいらっしゃいました。
口には出しませんでしたが、このお父さんはうちの仕事(農業)はできないンだろうな、と想像してみたり。
私の他にも幼稚園児はたくさんいたわけで、遠慮のない視線でジロジロ見られる父親のみなさんは、どう感じていたのだろうか?と45年程前のできごとを思い出してしまいました。
だから「みんなのうた」でお父さんが軒並みマッチョとして描かれるのは非常に違和感がありまして。
私、世の中は多様性を認め合う方向に行くンじゃあなかったのか?と違和感と疑問を感じざるを得ませんでした。
ヒョロッとした体型だろうとも、太っていようとも、背が低くても高くても、今の日本の制度では、体型に関係なくお父さんはお父さん。
体型に頼りがいを求めるだなんて、ルッキズム甚だしいです。
だって、同性婚を認めないのは違憲と裁判所が判断し始めているのです。
日本でも近い将来、同性婚が認められる社会になるかもしれません。
そのとき、父親が2人の家庭、母親が2人の家庭が誕生する将来も可能性があるワケです。
家族像の多様化も視野に入れ始める時代じゃあなかろうかと。
今月は父の日があるから、父親を題材にした歌が披露されるのはいいンです。
中には父親がいない子もいるけれ、父の日という母の日よりも忘れられがちな日に脚光を当てるのもいいンです。
私は父親はマッチョなもの、というステレオタイプがのさばるのがイヤです。
どうして見た目のマッチョさで父親を表現しているのでしょう?
多様性がある父親像を描いたほうが、子ども達に親しみやすいンじゃあないか、と思うンです。
アニメーションによる視覚効果が強すぎます。
※みんなのうた公式サイトに「君に」の動画が掲載されていますので、興味がある方はご視聴してみてください。