この日はとにかく寒かったです。
一瞬だけ日差しは差しましたが、ほんの一瞬。
あとはただただ寒い⋯。
癒合剤の塗布は、脚立の昇降はあるものの、基本的に動きは緩慢。
すると体の芯から冷え込みそうでした。
太枝切りも以外と体が冷えるものです。
この日の作業で、枝束ねが唯一体が温まりそう、と主に枝束ねをしていました。
それでも寒くて、最終的に薄手のダウンを重ね着しました。
それでやっと普通に作業ができました。
4年前から実家の農業を手伝うようになりましたが、2月にお手伝いするのは今年が初めて。
立春なのに寒いなぁ、と思いつつ、子どもの頃、豆まきの時期はホントに寒かったから仕方ないか、と納得しました。
とくにこの日の作業は丘の上の果樹園でしたから、ちょっとした風でもすごーく寒いですからねぇ。
↑これは前回載せ忘れた写真。
果樹の若木に野良猫ちゃんが爪とぎした跡。
当初私は「やだ、ナニコレ?爪とぎ跡だよねぇ?アライグマ?」と不穏な気持ちになりました。
兄が言うには、野良猫の爪とぎで、若木が好みらしく、古い果樹ではやらないし、若木であっても好みがあるらしい、とのこと。
これも果樹の主幹のキズなので、癒合剤塗布の対象です。
とはいえ、剪定シーズンは癒合剤を使うので塗布しますが、剪定シーズン以外は放置しているそうです。
紅梅の盆栽に花が咲いていました。
立春だものねぇ。
父は盆栽に興味がなかったので、20年前に亡くなった祖父の盆栽の成れの果てです。
私はマンション住まいだから盆栽には過酷環境なので、受け継げないし、おそらくあと10年以内に処分になるのでしょうね。
この日は実家近くのお地蔵さまに肩掛けを奉納してきました。
先日、前掛けを奉納したら、後日、祖母から「襷が見えないじゃあないか」と言われまして。
いや、前掛けを奉納したら襷が隠れるのは当たり前で、昔からそういうものだったじゃあないか、と私は内心で悪態をつくものの、ハイハイ分かりました、と一通りの文句を聞き流しました。
ここ2か月ほど、祖母の認知機能が低下してきて、怒りっぽくなった祖母だから仕方がありません。
それなら肩掛けなら、襷が隠れなくて良かろうと思い直して編んでみました。
ま、怒りっぽくもあり、忘れっぽくなった祖母ですから、次回実家に行った時にはまた考えが変わっていることでしょうから、私も心を大きく構えておきます。
この日はサクラKさんからのお品物を仏壇にお供えしました。
法事は終わりましたが、これから本当の七七日忌を迎えます。
祖母から「お位牌の真ん中に名前が書いてある、これじゃあダメだ」「片側に寄せて戒名を書くもんだ」とひとしきり苦情を聞かされました。
実家の位牌は、夫婦で1つという表記です。
そこで「お位牌は今はお父さんの戒名だけだけれど、お母さんが亡くなったら、今書いてある戒名を消して、2人分を彫り込むことになってるよ」と伝えました。
祖母は「ふーん」と気のない返事。
これは今後何度か繰り返し、母や兄にもひとしきり文句と持論を展開していくことでしょう。
次回も楽しくお手伝いしたいです。