わが家が住宅ローンを組んだのは、2001年1月で今から14年前のことだ。
フラット35を利用した。
そして完済まで11年4ヶ月かかった。
そのコツを聞きたがる人がいるのだが、私はこう答える。
「事あるごとに家族や連帯債務者に、住宅ローンを10年で返したいと言い続けろ」と。
それに…その動機になったのが、今や犯罪者となった山崎えり子氏の「節約のススメ」だ。
結局は、山崎氏の空想物語だったそうだが、当日はそうとは知らず、35年ローンを7年で完済したというので立ち読みで読破した。
その時点で、この手の本はお金を払って買うもんじゃないことは知っていた。
立ち読みで充分。
結果、私は7年で完済できないが運が良ければ10年ならできそうだ…という結論だった。
さて、前置きが長すぎたが、今、空前の住宅ローン金利の低さをご存知だろうか?
そうなると、借換がお得かも…と考える人が多くなる。
さて、借換をするのがお得かどうか…については金融機関の窓口で聞くのが手っ取り早いのだが、必ずお得になるとは限らない。
まず、手元に返済計画書はあるだろうか?償還表と言う表示になっているものもある。
これがないとお話にならない。
見つからないなら、今借入している金融機関に再発行してもらおう。
次に、償還予定日(完済になる日)まで10年(120ヶ月)残っているだろうか?
そして借入時の金利(約定金利)と借換したときの金利の差はだいたい1%の差があるだろうか?
おおむねこの10年と1%が当てはまるのなら、借換の効果が大きい。
あとは、借入の条件が当てはまるかだ。
例えばサラリーマンなら勤続年数は保険証でわかるし、住民票で所在も分かる。
謄本を見れば抵当権も分かる。
源泉徴収票を見れば収入も分かる。
2ヶ所から給与をもらっていれば、確定申告書の写しが必要だ。
このあたりは窓口に電話すれば分かる。
あとは固定金利と変動金利の違いを選択する必要がある。
そうそう借換には手数料の他に抵当権解除と設定にまたお金がかかる。
だから、金利の見直しをした他に経費がかかることも忘れてはならない。
たいていの場合、司法書士への手数料がかかる。
自分が司法書士ならともかく、また知人が司法書士で格安で請け負ってくれるならともかく、それなりの報酬は必須だ。
家を買ったときほどではないが、それなりの決断力が必要だ。
それを面倒だと言うのであれば、高い金利のまま借りていればいいのだ。
ちなみにうちでは、10年で金利が高くなったのでそこで頑張れば完済できた。
だが、ローンがなくなると働く意欲がなくなるので450万円ほど残して一部繰上げ返済。
そして金利見直し。
そして結局翌年全額繰上げ返済した。
節約できた金利は数百万円にのぼる。
金利の見直しと繰上げ返済、できるところから少しずつでもすれば最終的な効果は本当に大きい。
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