送付国:フィンランド
宛先人:どんな手書き文字でも読める女性
切手:ニホンミツバチ20円+長野パラリンピック(シラネアオイ)50円
絵はがき:今森光彦さん撮影のミツバチ。
今森さんは写真家であり、切り絵作家です。
文章面の装飾:インコちゃんシール、はらぺこあおむしのマスキングテープから作ったシールなど。
普段はIDの記入欄に黄色のマーカーを引きますが、今回は日付のところに水色のマーカーを引きました。
内容:私が住むところではもうすぐモクレンが咲きます。あなたがこのはがきを受け取る頃は小さな虫も飛び交うことでしょう。
極東の日本でも毎日ヨーロッパの混乱がトップニュースです。あなたとあなたの大切な人々が無事でありますように、と書きました。
選んだ理由:お相手はロシア語も理解している方なので、ロシアにルーツがある方かもしれません。
フィンランドはロシアと国境線を共有するEU加盟国です。
最初は「唯一の被爆国に住む日本人として、核兵器を脅しに使うロシアにガマンがならん」くらいは書いてやろうかと思ったのですが、お相手がロシアにルーツがあるのなら、それはちょっと書けなかったです。
日本は国境が陸地で接していないけれど、日本にとってロシアは隣国で脅威には変わらないのだけれど。
せめてウクライナへ心を寄せる意味で、水色のマーカーを使うことにしました。
お相手が不快に思わなければいいのだけれど。
それとお相手は長年薬局にお勤めだそうで、今はデジタル化したけれど6年ほど前まで、医者の手書き文字の処方箋を読んでいたから、どんな酷い手書き文字でも読めるそうです。
私の親戚にも管理薬剤師をしていたかたがたいて、「医者のドイツ語のキッタナイ字は読み慣れてる」と言っていたっけ。
その方によると、医者は王様、それ以外は看護師も薬剤師も奴隷だそう。
どう考えても処方箋の処方量か多過ぎて担当医に問い合わせても、担当医から怒鳴られるだけ、だとか。
そんな話を日常的に聞いていたし、自分自身が根治をしてもらえると思っていたのに寛解しかならないことへの失望から、私は医者嫌いになったのだろうな、と思っています。
お相手が根気強い方なのか、かの国では医者は王様ではないのか、どんな手書き文字もどんと来いと自己紹介文に書くお相手が眩しく感じます。
閑話休題。
私がポスクロを通じて絵はがきを送ったウクライナの男性が、先日から戦線に参加していることを知りました。
彼はロシア語を母語としているそうですが、ウクライナ兵としてウクライナを守るそうです。
彼の以前の自己紹介文はとても優しげな感じだったのに、文体がかなり勇ましくなっていました。
そしてロシア軍ではなく「プーチン軍」と書いていたのが印象的でした。
彼の無事を心から願います。
そしてこのはがきがお相手が受け取っても不快に思われないか少々心配しています。
でもEU加盟国としてフィンランドも緊張状態だそうです。
今回もお相手まで無事に届きますように。
☆☆☆20220309追記☆☆☆
3月8日からフィンランド行きの航空便が引受停止になりました。
旅行中はがき(私から送って相手に未着)が引受停止になったのは初めてなので、今後どうなるのか全然分かりません。
しかもフィンランド行きが引受停止になるとは思っていなかったので、私の住所は書いていません。
投函日から考えるとそろそろ日本を出国している頃…と思いたい…。
お相手まで届くかどうか分からない状況になりました。
☆☆☆20220712追記☆☆☆
お相手から受取登録をいただきました。
132日かかったのですが、これまでの最長の時間がかかっています。
でも届いてくれただけでとてもうれしいです。