私は小学生の時しか学校給食の経験がありません。
その中でいくつか思い出に残るメニューはあります。
思い出には若干苦手でも無理して食べた、給食でしか食べなかった、も含みます。
その1つがカスタードクリーム。
給食の食パンに塗って食べる(なぜか食パンの時のみ)のですが、アルミ皿にポテッと盛り付けてありました。
自宅では食べたことがなく、しかも私が苦手な牛乳の風味が強めで、私にはちょっと苦手。
市販のシュークリームの中身とは何かが違う…と思わされる一品でした。
そして思い立ってカスタードクリームを作ってみました。
そうそうこの半分くらいの量が給食で取り分けられました。
1度目は卵黄、牛乳、砂糖、コーンスターチ、バター、香料。
2度目は全卵、牛乳、砂糖、コーンスターチ、バター、香料。
ここで気がついたのは、給食はおそらく、全卵、牛乳、砂糖、小麦粉、マーガリン、香料。
私が食べた給食は何よりも安い食材で手早く大量調理の時代ですから。
あのダマ多めのざらついた食感と薄めの風味は、小麦粉と全卵なんだろうな、と思い当たったのです。
そしてバターではなくマーガリンなのだろうな、と。
栄養士さんが少ない予算から献立を考えていたのだろうな…と思いを馳せることになりました。
さて私とMIFさんは同じ県内の出身ですが、給食事情はかなり違います。
MIFさんによれば、給食でカスタードクリームは一度も提供されたことがないそうです。
お互いに自校調理の小学校に通っていたのですが、私は6年間教室で食べていましたが、MIFさんは食堂という別室で学年横断型のグループで食べていたそうです。
そして「俺はカスタードクリームに思い入れがない」とのこと。
それでもパンにカスタードクリームを塗って食べてくれたので、作って良かったな、と思っています。