巨人・レッズ・チャーハン(2019年は和と動)

基本的には巨人応援ブログです。しばし更新していませんでしたがマイペースで再開。

「文化の違い」で済む問題か?

2011-09-09 22:47:56 | 巨人
巨人3-6広島


6回裏からテレビ観戦。負け
でも追い上げるチャンスはあった。7回裏、巨人4点ビハインドの場面。2アウトから由伸、阿部、亀井の3塁打で満塁。ここで広島は先発のジオに代えて、今村を投入。巨人のバッターはポンコツ外国人2号(1号はライアル)のフィールズ。私のテンションは下がる。

だが今村は3球連続のボールで3ボール0ストライク。おお、いいぞ、いいぞ、もう当たってでも塁に出ろとちょっと期待。そして4球目。今村が投じたストレートはインハイのややボール気味。「よっしゃ!ファーボールだ」と思いきや…なんとフィールズはこの球をスイング。打球はレフトへの平凡なフライで、はいチェンジ。ここでこの試合の負けは決まった。

広島のキャッチャー・石原はレフトに力なく打球が上がるのを確認するとガッツポーズしていた。それはそうだ。もしボールで押し出しとなれば3点差で、しかも次打者は得点圏打率の高い坂本。石原にしてみれば、そういった危機を回避できたわけだ。

3ボール0ストライク(昨年までならノースリー)から手を出したフィールズに解説の江川さんは「日本ではこの場面、間違いなく【待て】なんですよ。メジャーでは平気で打ちますからね。育ってきた文化・土壌が違うわけですから」という旨の話をしていた。

だが「文化の違い」で済む話だろうか?おそらくフィールズはストレート1本に絞っていたのだろう。そしてストレートが来た。これがど真ん中なら手をだすのもわかる。しかしインハイのボール気味。見逃せばボールの可能性が高かったはずだ。ベンチは【待て】のサインを出せなかったのだろうか。もしフィールズが不満に感じれば、後で「日本では3ボール0ストライクからは(状況にもよるが)手を出さないんだよ」と説明してあげればいい。この件に関してはどうも腑に落ちない。

私も中学まで野球をやっていたが、確かに3ボール0ストライクの時は100%に近い確率で【待て】のサインが出たし、それが暗黙の了解だった。少年野球の時の監督は「1ストライク入るまで手を出すな」と指示されたし、ピッチャーのコントロールが悪いと「2ストライク取られるまで手を出すな」とまで言われた。さすがにこの時は子供心に「おいおい」と思ったが…。

バッターの仕事は打つだけではない。もちろんホームランが一番華々しいが、そう打てるものではない。「とにかく出塁すること」 これを今一度徹底してほしい。

あ~~、ヤクルト勝って5.5ゲーム差か…。厳しいな