さて、ラミちゃんをどうしますか

巨人２－１横浜


１点リードされて９回を迎えたが、古城の２点タイムリーで逆転。ベテランがいぶし銀の仕事をしてくれた。
絶対にレギュラーにはなれないけれど、いぶし銀の仕事をしてくれるバイプレイヤーは欠かせない。昔・福王、今・古城か？いずれにせよ、来季の契約は確実だろう。

来季の契約といえば…

今日もスタメンを外れたラミレスの問題がある。さて、どうしますか。
2007年オフ、ヤクルトから提示された単年契約を不服とし、２年10億円で巨人に加入したラミレス。
思えば、このブログの最初の投稿は「ラミレスは巨人に必要か？」だった。
確かに右の大砲は喉から手が出るほど欲しかったが、ラミレスの守備力が足を引っ張るとの旨を私は書いた。

確かにラミレスは守備で足を引っ張ったかもしれない。だが、それをバットで取り返して見せた。
2008年は.319　45本　125打点で打点王。メーク・レジェンドに貢献した。
2009年は.322　31本　103打点で首位打者。日本一に貢献した。
そのオフ、ラミレスはまたも２年10億円の契約を獲得する。当然の判断だった。

2010年。.304　49本　129打点でホームラン、打点で２冠。
成績はケチのつけようがなかった。ラミちゃんの貢献度は単に数字だけではない。明るいキャラクターでベンチを盛り上げ、チームを鼓舞した。また、坂本らの若手や新外国人にも積極的にアドバイスを行うなど、常にチームの事を考えていた。また全試合出場するなど、体の強さも見せた。

だが2011年。飛ばない統一級にラミレスも苦戦。
昨日までの成績は、.261　18本　63打点。物足りない成績である。本人も歯がゆい思いだろう。
どこからでもホームランが出る強力打線が売りだった巨人打線は昨日までチーム打率.239。ホームランは92本。これは巨人に限ったことではないが、野球は「１点でも多く取って勝つ」から「少ない点をいかに守るか」に変わってきている。そうなるとラミレスの立場はますます危うくなる。

はたして巨人はどのような判断を下すだろうか？
間違っても２年10億円は出せない。かといってライアル、去年のエドガーを見ればわかるように新外国人はアテにならない。
私なら１年・３億円で残留のオファーはする。だがこれでラミレスがこれで納得するかだ。

ラミレス個人の事だけを考えれば、ＤＨのあるパ・リーグに移籍した方がいいと思うが、さて、どうなりますやら。