巨人・レッズ・チャーハン(2019年は和と動)

基本的には巨人応援ブログです。しばし更新していませんでしたがマイペースで再開。

31歳にして攻撃開花? 鈴木啓太(VS広島)

2012-11-24 11:33:30 | 浦和レッズ
浦和2-0広島

ずっと書こう、書こうと思っていたら試合から1週間が経ってしまった。
17日、埼玉スタジアムで行われた首位・サンフレッチェ広島戦でレッズは快勝した。試合はNHKの地上波で放送されたので、普段サッカーをあまり見ない人でも、この試合を見た人は多いのではないだろうか?

ヒーローは鈴木啓太。1ゴール1アシストの活躍だった。
啓太と言えばボランチのスペシャリストで、守備能力で言えば日本人でもトップクラスである。が代表とは縁があまりない。

アテネオリンピックの予選ではキャプテンを務めたが、監督の山本昌邦が複数ポジションをこなせる選手を好んで選出したため、本選には選ばれなかった。
06年、オシム監督が代表の監督に就任すると重宝され、オシムジャパンでは唯一、全試合スタメンで出場したが、オシムが脳梗塞で倒れ、監督から退くとパタリと代表とは縁がなくなってしまう(サッカー選手にとって、監督との相性は大事なことが良くわかるエピソードだ)。

その要因は攻撃的センスのなさ。例えば、日本代表で不動のボランチである遠藤保仁はボールキープ力に優れ、ためを作りパスを散らす事が出来る。
単純にゴール数を見ると、啓太が286試合に出場して7ゴールに対して遠藤は401試合で82ゴール挙げている。もちろん遠藤はフリーキックやPKを蹴るためゴール数が多くなるが、長谷部は浦和時代149試合で12ゴール、今野は260試合で32ゴール(数字は2011年終了時)。啓太の攻撃力の無さがうかがえる。

そんな啓太がこの試合では攻撃で魅せた。まずは前半41分に梅崎に約30メートルを通す見事なスルーパスで先制ゴールをアシスト。後半16分にはまさか、まさかの中央突破貴重な追加点をGET。広島ディフェンス陣も、浦和サポも仰天した。
巨人で言えば寺内が2打席連続ホームランを打ったような感じか?

でもたまには、普段日の目を浴びない選手が輝くのも良いもんだ。
啓太も、もう31歳。代表とはこのまま縁が無さそうだが、浦和には欠かせない選手。特に今のミシャのサッカーではボランチは阿部と共に重要なポジションである。まだまだ、活躍してほしい。

この勝利でACL出場権が得られる3位をキープ。残り2試合、全部勝って、来年はアジアで戦うレッズが見たいものだ。