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巨人・レッズ・チャーハン(2019年は和と動)

基本的には巨人応援ブログです。しばし更新していませんでしたがマイペースで再開。

「戦場」に来ている感覚がない

2016-09-04 15:37:37 | サッカー
日本1-2UAE

2018年ロシアW杯出場をかけたアジア最終予選が始まりました。
その初戦、日本はホームで格下のUAEにまさかの敗戦を喫しました。W杯の出場国が32に増えたフランス大会(98年)以降、アジア最終予選で初戦黒星スタートのチームはすべて出場を逃していることもあり、翌日のスポーツ紙の1面には「0%」の文字が掲載されてました。とはいえ、このデーターは気にする必要はないと思います。可能性0%から巻き返した例は、いくらでもあります。昨シーズンのプレミアリーグにおけるレスターの優勝もそのようなものでしょう。

さて試合の細かい分析は他の方のブログに任せて、ここでは別の視点から日本の敗戦理由を述べたいと思います。

このUAE戦、NHKのBSでは試合の30分以上前から中継を始めていました。その際にスタンドの様子が時折、映ったのですがとても最終予選を前にした光景とは思えませんでした。とても長閑なのです。ホントにゆる~~~~~~い感じで、まるで映画の上映を待っているようでした。

W杯をかけた試合はそれこそ国と国との戦争です。もちろん「人を殺さない、傷つけない」戦争ではありますが、けっしてエンターテイメントではないのです。「我々は戦場に来ているんだ」という緊迫感をまるで感じませんでした。それは試合が始まってからでも同じで、相も変わらず同じチャントを繰り返すサポーターを辟易した思いで見ていました。相手のUAEの選手からすれば、日本のサポーターは何ら脅威になっていなかったでしょう。

06年のドイツ大会、10年の南アフリカ大会、14年のブラジル大会と日本は過去3大会、比較的楽に予選を突破しました。02年は自国開催で予選はなかったので、かれこれ20年近く予選の厳しさを知りません。そのツケが回ってきたのか、「W杯に出るのは当たり前」という風潮になってきました。これは日本のサッカーの進歩を表しているともいえますが…。

日本がW杯初出場を決めたのは98年のフランス大会でその予選は97年です。つまり今の20代は予選の厳しさを知らないことになります。UAE戦が行われた埼玉スタジアムの観衆の半分近くが「W杯出て当たり前世代」かもしれません。

そういったゆる~~~~~~い感じの人には、今回の敗戦はある意味、良い教訓になったのかもしれません。

私がSNSで交流のある浦和サポーターは、浦和の試合はゴール裏に行きますが、代表の試合ではゴール裏に行かなくなって久しいそうです。理由は「代表の試合だと、まるで有名人を見に来ているチャラついた輩が多くて、我慢ならない」そうです。

もう1度言いますが、W杯をかけた試合は人を殺さない、傷つけない、ルールのある戦争です。そしてその会場は戦場であるということ。今度のホームの試合では迫力あるサポートを望みます。ホームでキャーキャーやりたければ、バレーボールという素晴らしい競技があるじゃないですか。しかもこちらには本物の有名人(Sexy Zoneとか)が来ますよ。








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2 コメント

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最終予選は震える (kobby)
2016-09-04 22:38:40
最終予選、本当は見に行く側も緊張して見届けるべき試合のように感じています。私も、今回のUAE戦は会社の業務の調整がつかず参戦できなかったので、少し代表に対する気持ちが落ちているかなと少し反省です。イラク戦、会社と調整がついたのでチケットを確保しましたので、現地から渾身のレポートをブログにアップしたいです。フランスW杯予選の厳しさを現地で経験している、ベテランサポの私が記事を書くことで、何かを変えられればと思います。
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kobbyさんへ (MAKOTO)
2016-09-04 22:56:19
UAE戦後、会社の事務の女の子(22歳)に「ドーハの悲劇を知っているか?」と聞いたら、「産まれていません」と返され、ジェネレーションギャップを感じずにはいられませんでした。フランスW杯の予選の頃は本当にサポーターはそれこそ命がけで戦っていました。今の若い世代のサポーターも代表への応援のあり方を考え直すきっかけとなってほしいと思い今回、ブログに書き残した次第です。
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