今晩は!
昨日の夕刻から雨。この強い雨音は午前いっぱいまで。そして雲が低く降りてアタリが白く視界が数メートル先しか見えいないほどに。そしてようやく、雨音呪詛は解かれ始めたのですが。でも空は渦まく黒雲文字を。こういう時は、家でおとなしくしているしかありません。
今晩は!
「ワ~ッ!牡蠣の殻で唇切ってもうた。エッ!旦那、私のプクッと血が出た唇、ナンか、ニンマリ笑うて見んといてください。吸血鬼やないインですから。白ワイン呑んで消毒に唇洗うたろ!血が滲んでロゼになるのカナ…沁みる!あの!!」私の血のロゼグラスが攫われ、飲み干されてもうた。でも新しいワイングラスが。私の血塗れグラスは向こうサンに。でも、話しの続きの催促にチンとグラスを指で弾かれ…。
「そうそう、フロッピー。まあ、私には理解は不可能なのですが、何故か月に照らされ一時持てはやされたフロッピーディスクなるものを思い浮かべたのです。ディスケツトの中見たことあります。私はたまたま踏んづけるて、その中味を。『浮く円盤』なんか湯気に生まれた湯葉みたいで面妖なもんです。私卑しん坊やから、湯葉なん言われた月光堂の話しに。
フロッピーするのはどうしたらエエかの、苦心惨憺のあれこれ試行錯誤の話しに。そうです、彼がその時何をしていたかでね。最初月光堂は月を薄氷に写し取る作業です、なんてわかりやすく言ってくれましたが、理解出来ませんでした。「えっ!月を…」でフロッピーの話しになっていったのです。昔は厚氷に満月を映し取っていたと、SP盤はさすがに知らないがLP盤の先代の父親の月光堂の手伝いをして作っていたと。そしてフロッピー・ディスケットの話しに。いまはDVD化しているのだと。