ヒトリシズカ特論 その2

日本の四季の移り変わりなどを、身近な場所に行って、その場での観察などによって、ご紹介しています。

日本経済新聞紙の見出し「所定外給与25パーセント減」を拝読しました

2020-07-09 12:00:05 | 日記
 2020年7月7日に発行された日本経済新聞紙の夕刊一面の見出し「所定外給与25パーセント減」を拝読しました。

 サブ見出しは「コロナ、5月の家計直撃」です。

 この記事のリードは「雇用情勢の悪化による個人消費への懸念が強まっている」です。7月7日に厚生労働商が公表した5月の毎月勤労調査統計(速報値)によると、残業代などの所定外給与は1万4601円と前年度同月比で25,8パーセント減ったそうです。

 新型コロナウイルス感染対策によって、残業時間の削減が進み、給与が減る傾向が明らかになったと伝えています。

 消費支出も前年同月比で16パーセント減です。

 日本経済新聞紙のWeb版である日本経済新聞 電子版では見出し「所定外給与25パーセント減 コロナ、5月の家系直撃」と伝えています。



 単純な比較はできないがと前置きして、2013年のリーマンショック後の2009年3月の22.7パーセント減に迫る落ち幅だと伝えています。

 失業者が増える中で、仕事を持つ従業員の給与も事実上は目減りしています(残業代の目減りなどで)。

 厳しいのは、パート労働者で、その給与の下げ幅が大きくなっています。総務省の5月の労働力調査では、非正規労働者従業員は61万人も減っています。雇用を失っています。

 同様に総務省が7月7日に公表した5月の家系調査では、消費支出が16パーセント減と大幅に落ち込んでいます。



 非常事態宣言は解除されましたが、事実上の非常事態は進行中です。現行の政府の舵取りが問われています。

 

埼玉県比企郡川島町の平成の森公園では、行田ハスが花を咲かせています

2020-07-09 00:00:05 | 季節の移ろい
 埼玉県比企郡川島町大字下八ツ林にある平成の森公園では、古代ハスの花が咲いています。

 この平成の森公園の大きな池のなかでは、古代ハスの行田ハスが咲いています。







 明るい桃色の花は気品があります。



 梅雨時らしい風景です。

 この「行田ハス」は、埼玉県行田市(ぎょうだし)の公共工事の最中に発見された古代ハスです。

 埼玉県内では、この行田ハスがあちこちに寄贈され、何カ所かの池などで咲いています。

 この行田ハスの蕾に、コシアキトンボが留まりました。





 意外と、このトンボは蕾などには留まらず、空中を飛び回ってなかなか撮影できていませんでした。

 ヤンマ系のトンボも飛んでいますが、なかなか留まりません。

 大きな池の岸辺では、まだ一部でアジサイの花が咲いていました。





 多くのアジサイはやはり萎れています。

 大きな池の岸辺のヨシ原の中では、オオヨシキリが数羽、大きな声で鳴いています。

 ヨシ原の姿が見える場所には、オオヨシキリは出て来ません。

 すると、立ち木の繁みにスズメがやって来ました。









 この立ち木の実った実を食べています(巣に持ち帰るのかもしれません)。

 スズメも、今は子育ての時期です。

 この行田ハスは、行田市の公共施設建設工事の際にハスの種子が掘削され、その側の池で自然発芽し、1973年(昭和48年)に開花したものです。この時に、出土した地層の遺物や木片の放射性炭素年代測定から約1400年から3000年前のものと推定されたために、古代蓮と呼ばれるようになりました。最近の研究では、約1300年前のものと推定されています。

 現在は、行田市の天然記念物として、古代蓮(行田蓮)の里公園で育てられています。現在、開花中のようです。