ヒトリシズカ特論 その2

日本の四季の移り変わりなどを、身近な場所に行って、その場での観察などによって、ご紹介しています。

長野県北佐久郡立科町にある女神湖の湿原では、まだノハナショウブが咲いていました

2020-07-19 00:00:05 | 旅行
 長野県北佐久郡立科町大字芦田八ヶ野にある女神湖に約4週間ぶりに立ち寄りました。ここの湿原は夏に向かっています。

 女神湖は南北に細長い紡錘形のかたちの湖です(少し西側に傾いています)。女神湖の水面は標高1540メートルです。



 南端にある湿原から眺めた女神湖です。女神湖の水面にはカルガモが数羽、浮かんでいます。

 今回は薄曇りの天気の午後に立ちよりました。

 この日は観光客がいくらか来ていて、スワン型のボートで遊ぶ方がいました。



 女神湖の南側には、蓼科山(標高2531メートル)の南東側山麓から雪融け水が流れ込む湿原があります。冷たい雪融け水が流れ込んでるために、その分、夏の訪れが遅い感じです。

 その湿原は草が生い繁っています。その草原の中でオタカラコウが黄色い花を咲かせています。



 オタカラコウは真に繁殖する山野草です。

 ノハナショウブの花が点々と咲いています。





 霧ヶ峰高原で咲いているノハナショウブに比べて、ここでは開花が遅れた様子です。まだ美しい花びらです。

 キバナノオダマキの花も咲き始めています。





 ウツボグサも咲き始めてます。まだ咲き始めです。この後は背丈が伸びます。





 ノアザミの花にタテハチョウが来ています。このタテハチョウはウラギンヒョウモンのようです。





 イブキトラノオも咲き始めています。季節は夏に向かっています。



 このところの連日の梅雨空で、女神湖の夏到来は遅れている様子です。

(追記)ノアザミの花に留まっているタテハチョウの同定は、チョウなどにお詳しいブロガーのみさと64さんから、ご助言をいただき、品種を推定しています。