ヒトリシズカ特論 その2

日本の四季の移り変わりなどを、身近な場所に行って、その場での観察などによって、ご紹介しています。

長野県諏訪市大字四賀霧ケ峰にある車山肩で、野鳥のビンズイを観察しました

2020-07-14 12:00:05 | 旅行
 長野県諏訪市大字四賀霧ケ峰にある車山肩に朝に行って、野鳥を観察する予定でした。

 標高1802メートルの車山肩の草原では、ゼンテイカ(通称はニッコウキスゲ)が数日前から咲き始めた様子です。

 霧の中での視界は10メートル程度あります。



 シカの食害対策の電気柵越しに見えるゼンテイカは明るい黄色い花です。この花は“一日花”で1日で枯れて、別の花が咲きます。





 このところの雨模様で、ゼンテイカの咲き具合はいまいちの感じです。







 車山肩の草原の中には、大きな溶岩の塊がところどころにあります。こうした溶岩の上に、夏鳥のホオアカが下りてきます。

 上空から大きな鳴き声を出しながら、1羽が下りて来ました。鳴き声はホオアカとは違います。

 近くにいた野鳥観察愛好家の方、数人が望遠レンズを向けていっせいに撮影します。

 この野鳥はビンズイです。身体に独特の縦縞模様が入っています。ビンズイはスズメ目セキレイ科の野鳥で,全長は16センチメートル程度です。



 このビンズイを何枚か撮影しました。







 ビンズイはハチやチョウなどの昆虫が、ゼンテイカの花の蜜を吸いに来るのを待っているようです。濃霧で、ハチやチョウなどの昆虫が出てきません。





 霧があまり晴れないので、諦めて車山肩の駐車場に戻ります。

 車山肩の駐車場の下側にある針葉樹にホトトギスかカッコウが来ないかと期待しました。



 この針葉樹の下に生えている木に、たぶんノビタキのメスではないかと推定される野鳥が出て来ました。



 この時は、普通の望遠レンズで撮影しました。

 夏鳥のホオアカの登場を諦めて、車山肩から東に向かいました(本当は粘り強く待つのが、野鳥観察愛好家の務めです)。

 去年の今ごろに車山肩で出会ったホオアカです。記録としてご紹介します。






長野県諏訪市大字四賀霧ケ峰にある車山肩ではゼンテイカの花が咲いています

2020-07-14 00:00:05 | 旅行
 長野県諏訪市大字四賀霧ケ峰にある車山肩に午前6時に到着しました。

 車山(標高1925メートル)の東側のスキースロープ側の斜面は、何とか晴れていたのですが、山岳道路のビーナスラインを西に進み、車山肩にたどり着くと、不幸にも濃霧になっていました。

 正確には、視界は10メートル程度はあります。

 標高1802メートルの車山肩の草原では、ゼンテイカ(通称はニッコウキスゲ)が数日前から咲き始めた様子です。





 シカの食害対策用の電気柵越しに見えるゼンテイカは明るい黄色い花です。







 このところの雨模様で、ゼンテイカの咲き具合はいまいちの感じです。





 車山肩の草原の北側部分にある八島湿原が眼下に見える草原にある名物のヒュッテは霧の中です。



 約10分後に再度、撮影した草原にあるヒュッテです。



 このヒュッテが見える草原はコバイケイソウの群生地ですが、今年はあまり咲いていません(連日の梅雨の冷え込みのためのようです)。



 ヨツバヒヨドリの花も咲き始めています。



 このヒュッテが見える草原あたりには、600ミリメートル程度の高性能なズームレンズ付きの高価な一眼レフカメラを3脚に載せた野鳥観察愛好家が10数人、並んでいます。皆さん、ひたすら待っています。

 この野鳥観察愛好家は、夏鳥のホオアカの登場をひたすら待っています。

 時々、霧が立ち込めた上空からホオアカの鳴き声がします。

 午前9時になって、濃霧が少し薄れて来ました。車山肩から車山山頂辺りの裾野が少し見え始めました。



 山頂部は見えません。

 この濃霧の中をしっかりと装備した登山の方々が山頂に上っていきます。

 ホトトギスの鳴き声が遠くから聞こえています。しかし、ホトトギスの姿は見えませんでした。

 ホオアカを探した話は、今日の午後に弊ブログご報告します。こうご期待・・