青空を見るなら Qメソッド

「どっちが楽?」
「う~ん・・・こっち!」
たったこれだけですべてが変わる。

はるか彼方の一点      「Qure!」13

2014-02-18 | メンタルケアと 治療法の訓練


セントレアの動く歩道。こんな風にずっと向こうの

そのまた先の一点には吸い込まれそうになります。

こんな所をジッと見ていると、知らず知らずに長い距離も

歩けてしまったり、そんなことになっているんです。



    やっとこ、魔法の本当の先生登場!このブログのタイトルの猫
    設定は超テキトーですけど、中身はちゃんとありますよ。

              「Qure!」 13


 「声はその人の印象を決定づける。訴訟の少ない医師をアメリカで
調査したところ、声がよいことがその問題に絶対的な影響があると分かったのだ」

 「目は口ほどにものを言う。だから、アイコンタクトより重要な
コミュニケーションはない。強力なアイコンタクトは一瞬にして相手を
信用させたり、たちどころにファンにしてしまったり出来るのだ」

 「本来、これらの基本的な魔法を意識的に使って相手との間に有利な
つながりを付けてしまえば、道具の必要な大がかりな魔法などいらないのだ」

 いちいち、どこかごまかされているような気もしながら、納得して
しまっているのだから、やはりいい声は強力な魔法のひとつなのかも知れない。
 そんなダーレン先生は今年、船に出るネズミの駆除のためという名目で
猫を一匹連れてきた。ごく普通の日本猫で、人見知りをしないで誰にでも
抱かれるので、とくに女子の間で大人気だ。

雪の木曽路を往復!        「Qure!」12

2014-02-17 | メンタルケアと 治療法の訓練



通行止めの解除を待って、セントレアまで木曽路を往復。片道3時間半を今日は7時間ずつ!

それでも動いて良かった。東京方面に向かった方、大変でしたね。



こちら中部空港の平和な時間。帰りは意外なほどスムーズでした。


              「Qure!」12





 ダーレン 先生は唯一魔法学校から派遣されている引率者だ。昨年も
この船に乗っていたらしい。なんでも機関長とも友人だと聞いた。
百九十センチメートルぐらいで、体重も百五十キロはありそうな巨漢で
オペラ歌手かと思うような太く、優しい声がすばらしい。先生は魔族だが
どんな魔法が得意なのかはよく分からない。

 「基本的な魔法とは、言葉、声、瞳、そんなものだ。」


 「先生、そんなのちっとも魔法と言えません。炎も出ないし、なんにも不思議じゃないもの」

 納得できない生徒が訊いた。普段から炎を操ったりする練習をしているからだ。

 「ほう、それでは見た目が派手で不思議ならば、大した効果がなくても魔法なのか?」

 「先生の言われる言葉って何ですか?普通に誰でも話していますけど」

 「座右の銘とは、なんだ。いつでも意識する言葉は一生を通じて大きな影響があるだろう」

 「人に大きな影響を与える言葉こそ、もっとも基本的、かつ強力な魔法と言える」

 「先生、それでは誰でも魔法使いになれます。詐欺師も魔法使いなんですか?」

 「この船では人を生かす魔法だけ教えるがね」

 「ふうん」


赤いポストと怒っている人は同じ。      「Qure!」11

2014-02-14 | メンタルケアと 治療法の訓練


 真っ白な雪に真っ黒の背景、そこに強烈な赤いポスト

思わずどこかに目をそらしたくなる究極のコントラスト。

今日は白い雪の中に「ホッ」とする場所を発見。

これ、実は「やばい!」と目をそらす先ってあるでしょう。

下を向いてもじもじしているときに見ているところ。

それと同じ場所なのです。





「ほっ」とするだけの究極の魔法「Qure!」(きゅあ)これ、元はもちろん”CURE”です

          「Qure!」11


  さて、今、セイラーによく似た青色の機関室用ロボット「オイラー」

が組み立てようとしている部品は一見絶対に解けそうにない知恵の輪のような

ものの寄せ集めだが、三つ同時に、ある条件を整えると、あたかも自分自身が

答えを知っているかのように自然にくっついてきちんと一つの機能を発揮する

のだ。



これは普通の人間が見ていたら理解の出来ない現象にその場で頭がおかしく

なってしまうだろう。

 ここで、これは機関長しか知らない秘密なのだが、確かに船を動かす

無尽蔵のエネルギーがこのエンジンからは出てくる。多分別の次元からの

エネルギーを利用していると考えられるが、

さて、「その次元のいったいどこから」もらってきているのかが

当の機関長にも分からないのだ。

ガラスのランプ           「Qure!」10

2014-02-13 | メンタルケアと 治療法の訓練


安曇野にあるアートヒルズ、ガラスの館なのだ

結構人手があって驚いたのでした。エントランス

で上を見ると照明器具までガラスで出来ているのですね。

とにかく周りが白一色だから、こんなランプが紅一点

ちょっと暖かくなりました。これ、以外に→付けるのが

難しかった。



            「Qure!」10


 「本当は出帆前にテスト航海する予定だったのに、また、延期だ」

 「機関長の言葉が本当なら、だれも使ったことのないエネルギーを
タダで利用して無限に航海できるらしいが、どうしてそんな夢みたいな
話に資金が集まったのかねえ」

 「帆走だけだと一年の航海予定が二年に延びちまう。実は動きません
なんていわれる前におれはこの船から降りたいよ」

 その頃、機関室の大テーブルには、エンジン開発者の機関長と数体の
セイラーに似た青色のロボットが広げられた図面を見ながらなにやら
部品を組み立てていた。

「さあ、オイラー君達、もう少しだ」


「とんだところで論理矛盾が噴出してしまった」

 「この新型エンジンは、論理の矛盾を三つかけ算すると矛盾ではなく
なるという発見で出来ているのだよ。先にあった大型矛盾と同程度の
矛盾をもう一つ見つけたつもりが、ちょっとだけこの船の大型の
エンジンにするには格不足だったとは、まったく、やってみないと分からないものだ」

 さすがに天才の言うことは違う。そんなでたらめな理屈でいったい
どんなものが出来たのだろうか。これを聞いたらスポンサーも慌てて手を引くに違いない。


雪の足下と街頭            「Qure!」9

2014-02-12 | メンタルケアと 治療法の訓練


 まだまだ大雪の後の除雪が進まない夜。貸し自転車の並べ方が完璧。

滑って転びそうだからと言ってがちがちに緊張していたら余計に危ない。

そんなときはこんな所を見ると吉。数秒の内にしっかり足下を確認できる

ようになると思いますよ。



  なかなか魔法にならないけれど、お気楽におつきあい下さい。

            「Qure!」9
  機関長

 魔法力測定器、それが、ぴたりぴたりと魔法使い達の
実際の力を言い当てるものだから、それなら子供達の成績を
測る道具にも使おうということになり、一時魔法教育の世界で
かなりのブームとなった。作製された機械は原理を
理解されないまま、なぜかどれもきちんと動いている。

 「魔法は何が出来るかじゃなくて、
何に使えるのかだって言うけれどなあ、ノエル」

 「俺も魔法力の測定のたびに自分の価値を
測られているみたいでいやだな。」


 これほど原理は分からないままにも実際に役立つ道具はかつて
なかったので、機関長は天才の名をほしいままにしている。
天才過ぎて理解できないほどすごいのだ。世界中のそんな思い込みから、
このペリオディック号の新型エンジンは、誰にも、その動作原理が
理解されることもないまま莫大な費用が集まった。しかし、そろそろ
乗組員さえエンジンの試運転がいつまでも行われないことを気にし始めた。

 「なあ、この船のエンジン、本当に動くのか?」