脳動脈瘤検査

　昨日は昨年末の医師の指示通りにＭＲＩ検査へ行ってきた。　この３ヶ月間と言うものあれやこれや最悪の事態を考えて怖い思いをしたが、今日は覚悟の日・・・。　などと思って病院へ行った。　予約時間よりも早くに到着したが、さくさくと検査も終わり、１０時半予約の医師との面談も９時半には終了した。

　もしかして大きくなっていたら手術も考えられる・・・それならセカンドオピニオンで九州の小倉記念病院への紹介状も頂こうかと思ったり・・・。　爆弾を抱えているようなもの・・・。　でも脳ドックを受ける段階で、このような事態も無きにしも非ずという覚悟はしないといけないのかなあなどと思ったり・・・。　あれこれ思いながらＭＲＩの機械の中で１５分ばかりを過ごした。　

　医師との面談で映し出された画像を見ながら、「確かにそのまま有る血管の瘤」をじっと見つめた。　診断では「形状は変化していないので次回は１年後にＭＲＩを受けに来て下さい。」とのこと。　何やらほっとする半面、変わらずの恐怖を持ち続けることにもなるんだなあ・・・と内心思った。　でも顔を見るなり医師の見せた笑顔を信じるしかない。
私の不安感がしっかり伝わっているのだろうか？と思いつつ、「飛行機には乗っても差し支えないんですか。」「大丈夫ですよ。」「高血圧の症状がある人は治療しないといけませんがね。」とのこと。

　ずっと一緒に心配をしている家族にすぐ連絡を入れた。　携帯を持たないので（まあ病院内は使用できないらしいが）電話ボックスを見つけてすぐに電話した。

　知らなければ「知らぬは仏」でもないが、なんとはなしに日々を過ごせただろう。　過ごしていただろう。　しかし一旦現実を突きつけられると、日々が愛おしく思える。　毎日を少しでも笑顔で精いっぱい生きておかなければと思う。　そして同時に身の回りの整理（近年良く耳にする「終活」）でもないが、生活しやすく住みやすくをモットーにしなければいけないなあと痛感。

　ほんの数年前までは思いもしなかったなあ・・・。　でも加齢とともに誰にでもその日はやって来る。　どんな形でそしていつなのかが違うだけ。


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