朝、窓を開けると蝉の鳴く声がすざましい。 ジャージャージャーである。
それでも主人が散歩で、夕方出かけて帰り、「カナカナカナカナ」と聞こえたよと言う。 私はこの声を聞くと、なぜか学生時代に見に行った宝塚の新選組のワンシーンを思い出す。
ツクツクホーシの声は、実家の仏間で寝転がって亡き母と一緒に窓から眺めた雲の流れを思い出す。 母が「ツクツクブイッシュ ツクツクブイッシュ」と鳴きまねをしたのだ。
そんな何気ないシーンを蝉の声で思い出す。 のどかな時代だったなあ・・・。
アブラゼミで思い出すのは、子供の頃夏休みに、祖父母の家でお昼寝をしなさいと言われながらも、近場の子供たちと川に遊びに行ったことかな。
ここの所、３５℃超える日々だ。 天気予報ではこの暑さも来週がピークなのだとか。
子供の頃にも暑いと思っていたが、今はレベルが違う。 さすがに元気な子供たちの声も聞こえない。 ひとの体温よりも暑いのだから、尋常ではない夏になっている。
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