朝刊に天白川でコスモスが見頃と出ていました。
夏は朝顔、ヒマワリ、そして秋のコスモス…
コスモスが咲くと、「ああ、暑い夏が終わった」と安堵をもたらすのでしょうか?
何かほっとし、落ち着きます。
誰にも愛される花ですね。
ちょうどそちらに用事があったので、帰りに寄ってみました。
土手を上がって河川敷 を眺めても、
コスモスが見当たらないんです。
中学校の西側に咲いていると、新聞は書いています。
ちょうど、男性が犬の散歩中でした。
「あの、コスモスはどこに咲いているのですか?」
「あ、コスモスね、すぐ下にパラパラと見えるでしょ!
そこの階段を下りるといけますよ。
コスモスはFRIENDと書いてあるんですが、今年は咲が良くなくて、
その字が分かりにくいんですよ」と男性。
「ああ、あれ!ですか?」
コスモスは私の眼下に。
本当に咲き具合が悪いんです。
パラパラと、本当にまばら…。
私は河川敷一面に、色とりどりの花が咲き、風に心地よく揺れているコスモス、そんな風景を勝手に想像していたものですから、
驚きと落胆に、思わず笑ってしまいました。
犬の飼い主さんも一緒に笑・笑・笑。
「春の新聞を見たのですか?植えつけの時にも新聞に載ったんですよ」と男性。
「いえいえ、今日の朝刊で、”見頃”って書いてあったんですよ」と私。
男性にお暇をいい、階段を下りてコスモスの方へ行きました。
せっかく来たのだから、撮影タイム。
すると、年配のご夫婦が来られました。
「こんにちは、新聞を御覧になって見えたのですか」と私。
「そうなんですよ。びっくりです。もっと咲いているかと思いましたゎ」と上品なご婦人。
まァ、思うことは皆一緒だわ。
自転車に乗った男性は、一眼レフ持参。
写真を撮る角度は、なかなか…。
私も、真似をして~。
残暑厳しいとはいえ、夕方の風は心地よい秋の匂いがします。
コスモスは期待外れでしたが、見知らぬ人との会話は楽しいものでした。
このコスモス畑は、南天白中学校の生徒達が中心になり、付近の幼稚園・小学校、地域のボランティアの方々のご尽力のたまものです。