私の育ってきた環境で、菊芋の漬けたものは知りません。
それ以上に、「きくいも」という言葉を聞いた記憶がないのです。
日常的なことに疎い子供時代を過ごしてきた私ですから、
そのような言葉が発せられていたとしても、私を素通りしていたのかもしれませんが。
多数の方から菊芋の言葉を聞き、菊芋の味噌漬けなどを頂くうちに、
あのしゃきしゃきした触感に魅力を感じるようになりました。
だからと言って、菊芋を探してまで、漬物をつける…そのようなことは考えていませんでした。
たまたま行ったお店で菊芋の袋を見つけた時、
「一度漬けてみませんか?」と菊芋に問いかけられているかのように、その一袋を手にしていました。
とにかく漬け方は未経験なことゆえ、
知り合いの方からは、
「親指大に切って、塩をまぶしてから、味噌漬けにするのよ」のアドバイスをいただきました。
そのようなアドバイスを参考に、
まず、菊芋を塩水につけて4~5日冷蔵庫で保存。
塩水の濃度は、菊芋と水の5%。
ビニール袋に入れて、空気を抜いて輪ゴムでとめました。
4~5日経過したら、菊芋の水分を拭き取ります。
菊芋500gに対し、味噌300g、砂糖がみその2割、みりんは味噌の1割、酒大さじ3でのばし、
菊芋が被るように漬けます。1カ月後ザラメ大さじ1。
糠漬けのように毎日かき回して冷蔵庫で保存すれば、3ヶ月ほどで食べられるとのこと。
漬けるとき、スライスしてあれば早く漬かるので1ヶ月後から食べられるそうです。
最初に味噌を混ぜたとき、味噌の上には水分が上がっていました。はしに着いた味噌をちょっとなめてみて…
味噌をもっと入れてもいいのでは?という気がしないでもありませんが。
混ぜるたびに菊芋が少しずつ、少しずつ縮んでいくように感じられます。
さぁ、どのような味に仕上がるのでしょうか?
楽しみですね。