めしやの敵 ぶらり嫌われひとり旅

めしやとかその他気が向けば。
おっさんが飯を食ったり旅に出たり業務スーパーで買い物したりするだけ。

うなぎ

2014年01月22日 | 食・レシピ

以前から常に思っていたのですが、うなぎの焼き方になぜ東西で差があるのでしょうか?

関東では蒸してから焼きますし、関西ではそのまま焼きます。

調べたところ、関東のうなぎは関西のものより脂が多いので、余分な脂を落とすために

蒸すという説と、関東の料理人は関西の料理人のように上手くうなぎをふっくらと

焼き上げることができないので蒸すという説があります。

脂を落とす説は、アメリカ人等に

「日本人の食うビーフは肉の味じゃない、脂の味だ。」

と言われるように、霜降り肉をありがたがる脂好きの日本人、という点では

なんとなく納得いかないものがあります。

下手説は、たしかに自分は関東の蒲焼は味がぼやけている感じがする。

関西の蒲焼の方が味が濃いように思いますが、所詮素人の感覚なので

そうとはとても言い切れません。

なのでどっちも納得がいかないのです。

納得いかないと言えば、うなぎの開き方も謎です。

関西は普通に腹開き、関東では武士の切腹を連想させるから背開き、

ですが、なぜうなぎに限ってこだわるのか謎です。

他の魚も全部背開きなら納得いくのですが。

干物は背開きが多いようですが、特にこだわっているからとは聞いたことがないです。

謎が多い食材です。


名古屋には「ひつまぶし」といううなぎ料理があります。

ここが元祖かつ一番有名です。

http://www.houraiken.com/



ここまで書いておいて、実は自分はうなぎがあまり好きではありません。

うなぎ食うなら鱧食います。

おなじウナギ目ながら、アナゴやウナギとは別格のウマさですな。

なぜ関東では食わないのか不思議です。

ウツボもウマいです。伊勢では干物でよく食います。