みつだんご

私はみたらし団子が食えません。

幼少期のトラウマによるものです。

昔、うちの地方にはみたらし団子がありませんでした。

団子はありました。みつだんごというものです。

串団子で、みたらし団子のように、ただし黒蜜を絡めたものです。

当然甘いです。黒砂糖独特の甘さです。

子供の頃は黒砂糖をおやつにもらってかじるくらい好きでした。

今でもみつだんごが好きです。

小学生のとき、初めてみたらし団子を食べました。

変に色の薄いみつだんごだなあ？←まだだんごが甘いものだと思っている。

（だんごは甘いものだと思っている小学生です。）

一口。

なぁんじゃこりゃあぁぁっ！！

甘しょっぱいがな！！

カルチャーショック

ショックでそれ以来みたらし団子が食えません。

考えてみれば砂糖醤油で餅を食うのとどう違うんだという話ですが、

それ以来砂糖醤油で餅も食えません。

五平餅も食えません。甘しょっぱいものが食えません。

大野木屋のみつだんごが食いたい。

大野木屋ももうありません。

伊勢もサイゼリアとかスシローとかマクドばかりです。

尼辻の鯛焼きも食いたい。

でも10月に姫路に行ったときに商店街で食べた鯛焼きの方が尼辻よりウマかったです。

牡蠣のウマい食い方

こっち来てから、魚がこんなに高いものだと思いませんでした。

鯵、鰯ざる一盛山盛りで50円、鰤一本2,000円、秋刀魚50匹いくらだっけ？

干物にしたな・・・

買わなくても夏になると仕事帰りにオキアミ450円で買って

鳥羽一番街の横の突堤から2、3時間で鯵2～300匹釣って

晩飯のおかずにしていた身としてはえらい高い。

大田魚店は安かったなあ。

そういう人間にとって、料理番組とかグルメ番組とか見ていると

ウマい食材にそんなに手を加えなくてもいいんじゃないかと思ったりします。

さて、

牡蠣は的矢の名物です。

牡蠣のウマい食い方です。

レシピ

用意するもの

・牡蠣

・醤油

・生姜（入れても入れんでもいい）

こんだけ。

牡蠣を煮て、てきとーに醤油、好みで生姜少しを放り込む。

そんだけ。

飯に乗っけて汁かけて食いましょう。

飯が何杯でもいけます。

伊勢海老の一番ウマい食い方

今回画像がありません。

こっち伊勢海老高くってさぁ・・・

昔なら潜って・・・おっとやべえ。

伊勢海老は三重県の県の魚です。

浜島地方では鏡餅のダイダイの代わりに伊勢海老乗っけます。

足の取れたやつとか触角の折れたやつとかは値が下がるので、

専門の接ぐ職人さんもいます。

そういうB級品を乗せるのです。

さて、伊勢の人間に言わせると、よそものは伊勢海老の一番ウマい食い方を知りません。

和食だけではなく、フレンチとかでもいろいろレシピがありますが、

伊勢の人間はそんなの大してありがたがりません。

伊勢の人間が喜ぶのは、鬼殻汁です。

レシピ

用意するもの

・ミソが残ってる伊勢海老の頭

・赤味噌

こんだけ。

てきとーに伊勢海老の頭を煮て、てきとーに味噌を放り込む。

そんだけ。

味噌汁ですな。

ダシなど不要。いいダシが出ます。

身はフレンチでも中華でも和食でも、好きに料理されるがよろしかろう。

だが鬼殻汁だけは渡さん！！

残り物と馬鹿にするなかれ、これ以上の伊勢海老の食い方はないですな。

さらに、

これで雑炊作るとウマさで死にそうになります。

伊勢じゃこれが900円で食えたんだよなあ・・・

七越ぱんじゅうの次に好きです。

甘エビ食べたら残った頭で味噌汁作るのもウマいよ。