万福寺 大三島のつれづれ

瀬戸内・大三島 万福寺の日記です。
大三島の自然の移ろいと日々の島での生活を綴ります。

祭りと一遍会

2008年09月14日 | Weblog
昨日は大三島の各集落氏神の祭礼が行われました。
各集落ともそれぞれ趣向凝らして賑わいを見せておりま
した。
 3月頃に松山の一遍会事務担当の三好さんからのご依
頼を受け、6月からの何案もの中から9/13を選んで
おいたのですが、祭礼と重なるとは思っていませんでし
たが。参加された会員のみなさん丁度神輿行列出くわし
島の祭りを見ることも出来てよかったと、喜んでおられ
ました。
 本堂でお話させていただいた要旨は一遍上人の『聖絵』
に、永観2年(984)に三島社へ性空上人が叡山の湛延
阿闍梨と同道参詣されている記述についてお話させていた
だきました。天慶乱頃の空也上人の伊予への巡錫と永観前
後の性空上人の来錫は伊予国の精神風土に多大の影響残し
ていることを眼目としてお話したつもりです。
 一遍会の方々はその後大山祗神社、村上三島記念館、村
上水軍記念館、耆老山展望台と盛沢山の行程で帰着は相当
遅くなられたのではないでしょうか。
 でもいいご縁でした。私も忘れかけていたことを思い起
こすことができて、つまっていた一つの回路が流れ始めたよ
うです。

 写真は口総盤石八幡(いわくらはちまん)への参道、横
道にかがりのたきものの準備が見えます。口総の祭りのク
ライマックスは参道や諸方に点火される「かがり」にあり
ます。
コメント
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