万福寺 大三島のつれづれ

瀬戸内・大三島 万福寺の日記です。
大三島の自然の移ろいと日々の島での生活を綴ります。

花梨の花

2010年04月09日 | Weblog
花梨の花が咲き始めました。薄緑色の初な若葉に薄桃色の花が可愛く咲いていてフレッシュな感じです。この花に秋にはあの西洋梨のような黄金色の実がなるのです。

龍谷大学、大宮キャンパスの白亜館の前に花梨の木が3本植わっていました。晩秋の頃、リンゴのような芳香が漂っていました。私はてっきりリンゴの木だと思っていましたがその木は花梨で花梨の実の芳香だと友人が教えてくれました。50年近く前のことです。

その頃、ダークダックス(4人構成の男性合唱グループ)が盛んにロシヤ民謡を歌っていました。「ともしび」、「カチューシャ」、「グミの木」、「ステンカラージン」など、そうした中に「カリンカ」と云う歌もありました。

    カリンカ カリンカ カリンカヤマ
    庭には苺 私のマリンカ エイ
    朝早くとびおきて
    顔をきれいに洗う
    アー アイリュリリュリ アー イリュリ リュリ

と云うような歌詞だったと思います。
私は「カリンカ」と云うのは花梨の花と云う意味だろう、「花梨花」(カリンカ)だと勝手に思い込んでいました。

「カリンカ」と呼ばれるのは全く別種の低木で「すいかずら科」の「ガマズミ」の種類で5月頃花を咲かせ秋には赤い実を沢山に付けるということを知りました。

確かめずに間違って思い込み、覚え込っでいるものが随分あるのだろうと思いますが遺憾ともし難いことです。生涯間違ったままで終わる事項も多いことでしょうね、

リンゴのような芳香を強く放つ花梨の実は生食では渋くてチョッと無理のようですが、アルコールに漬け込むと喉に薬効があります。砂糖漬けにしてケーキなどにも使われるようです。   
    
コメント
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