インド

インドに良く行きますので、中から見たインドアレコレ

インドの秘境 - 3 -Ukhrul - Khamasom

2007-04-10 18:57:15 | Weblog
 高校生のWalonpi が途中具合が悪くなり、顔を外に出して苦しそうにしていた。Ukhrul に到着すると、一緒についてきた車の子供が、かなり激しくげろを吐いていた。 

小さな車に詰め込んで乗っているので、体の自由が利かない、その上長旅だ。 Ukhrul の車は殆どが4厘駆動である。 山道が多く普通の車では役に立たないのであろう。 若い者が結構4駆に乗っている。 

しかし、話によると失業率はかなり高いらしい。 ちょっとやばい話は、省略する。 万が一、役人の耳にでも入ったら、今後入国禁止・ となりかねないから・

 この先は、バンではいけない、悪路が続くかなり激しい山道の為、4駆に乗り換える。 3台の車で Ukhrul から便乗した家族も乗せて目的の村、Khamasom へ。 
道が悪いとは聞いていたがこれはすごい。 今日本で乗馬ダイエットがはやっているが、その状態が数時間続くのである。 その上、埃だらけ。 一番前を走れば埃をかぶることはないが、2番目、3番目を走ると窓を閉めなければならない。 エアコンなどついていない。 

この車の持ち主はまだ20台半ばの青年である。 彼はめちゃくちゃ飛ばす、山道のカーブを警笛を鳴らしながら、スピードを落とすことなく曲がるので怖くてしょうがない。 もっとも、この道をすれ違う車は1時間に1本くらいだから、彼もその辺が分かっているのだろう。

 途中、ちょっと危ない面があった、私は皆さんが気を使ってくれて、ゆったり1人で助手席にいた。 カーブを曲がりきったところで、対向車の大型トラックが・・・ 

トラックもあわてて、山側の方へ急ブレーキ、後部の車体が、斜めになって4駆に迫ってくる。 彼も同時に急ブレーキをかけて、谷川すれすれまで車を寄せて、寸前で両方の車がとまった。 助手席にいた私は、カーブを曲がりきったところで対向車が来たのが分かったが、声を出す暇もなかった。