インド

インドに良く行きますので、中から見たインドアレコレ

インドの秘境 - 8 - Khamasom

2007-04-14 14:45:20 | Weblog
 まだ結婚式には時間がある。 今度は、親戚の顔見知りの人が近づいてきた。 英語で話ができるから安心。 見せたいものがあるというのでついて行く、アルバムを出してきた、ぼろぼろのアルバム2冊。 そして自分の家族の紹介・ 3枚ほど写真を抜き出し、もって行けという。 この村で写真は滅多に写すこともないだろうに。 既にデジカメに沢山取ってあるので、しまって置いてください。 と断る。 

 85歳の老婆がやってきた、そして第2次世界大戦時代のことを語りだした。 当時、ミャンマーを超えてやってきた日本人がこの村にも沢山いた。 イギリス人が攻めてきて、空爆をし数千人の日本人が死んだ。 

 生き残った日本人を殺害するため、イギリス兵士が村人に日本人の居場所を聞きまわったが、10人ほどの日本人をジャングルにかくまって難を得た・ 話ながらこの老婆は涙を浮かべ、60数年ぶりにめぐり合った日本人(私)に語ったのである。

 初代開拓者の、 Feli のお父さんがこんなことを言っていた。 ジャングルを切り開きながら、田畑を開墾してきたため、見知らぬ病に置かされて多くの人たちが命を失った、これは日本軍も同じ状況だったそうだ。 

 村で一旦病気になるとすべがない。 先ず、医者がいない。 病人を街まで運ぶ手段がない。 外からも滅多に車は来ない。 今欲しいのは電気と水だ・ と。

 村のあちこちに草花が咲いている、当時の日本人からその効用を教えられたそうだ。 中に、Japanese Grass と言うのが沢山村に咲いている、これは痛み止めだと日本人から教わったそうだ。 草の名前は村の人がつけたものだと思う。