九份での楽しみは網の目のように繋がる裏路地。
昔、金鉱として繁栄した当時の建物がたくさん残るノスタルジックな街並みが急峻な山の斜面に海に向かってひらけていて、メインの石段からあちこちに秘密めいた細~い路地が延びていて、路地裏好きとしてはワックワクせずにはいられない
おほほほほ~、この先には何が~??(わくわく~)
朝早くから大勢の観光客でごったがえす土産物屋だらけのメインロードから、どこに何があるのか全く分からないままあっちの路地、こっちの路地と入って行ってみると、もうそこには観光客の全く来ない地元の皆様のいつもの暮らしがあった。
メインの石段の両脇には、こじゃれたレストランや茶芸館やカフェなんかがズラッと並ぶ中、とっても気になる風情のこんな入り口を発見・・・。
「どんなお店の入り口なんだろう。何のお店?何のお店?気になる~!」と思って入って行ってみたら・・・、狭いよ!狭いよ!
人ひとり分の幅しかない曲がり角。
そこを曲がって見てみると、さらに続く通路・・・。
あれ・・・、ビルの一階にあったけど、これお店の入り口じゃない・・・、裏道に通り抜ける道なんだ・・・。
こういうの見つけると超嬉しい~
路地大好き!
九份は路地好きのパラダイスや~
でも、九份に着くまではちょっと怖かった~。
最寄りの瑞芳の駅に到着するのは昼のつもりだったのに、急な予定変更で夜遅くになってしまったから・・・
薄暗い瑞芳駅前から九份行きのバスに乗り込むと、乗客はワタクシ一人・・・。
ポツリ・・・。
瑞芳なんて小さい町だから、走り始めたらすぐに人通りもない寂し~い街並みに・・・、そしてあっという間に家も無い真っ暗な山道に・・・。
おーーーい、街灯すら無いよ!
暗っっっ!!暗いよー!
運転手さん・・・、もしワタクシが乗ってなかったら、たった一人きりでこの暗闇を進んでいくんだよね??
すごいわ~。
真っ暗な急坂を、ぐいぐいぐいぐい登って行く・・・。
けっこうな勢いでカーブを曲がるたびにヒヤリ・・・。
だいぶ進んでも、「ほんとにこの上に街があるの?」って雰囲気・・・。
位置関係が全く掴めていないから、「ワタクシはいったいどこまで連れて行かれるんだろう・・・」と非常に不安だった。
九份、あんな上にあるんだねぇ。
辿り着いた九份は、めっちゃいい風情だった。
みんな台北から日帰りでサックリ来て、お店が閉まる夕方過ぎには波が引くようにササーッと帰っていっちゃうんだね。
おかげでのーんびり、綺麗な夜景を存分に満喫できましたわ~