先月末になりますが、いつもの公園で、あちこちに咲いています、可愛いツユクサが、目に止まり
ますね。可憐で、儚い花、ツユクサは、心に滲みます。
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・ツユクサ(露草) ツユクサ科
早朝の5時頃から開花し、ほぼ午前中には閉じてしまいます。あまりに短命で、「露の草」と言う
ことなのでしょうか、それとも朝露に濡れて咲くからなのでしょうか。
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・別名 「蛍草」(ほたるぐさ)
「藍花」(あいばな)、
「青花」(あおばな)
「移草」(うつしぐさ)、
「月草」「鴨頭草」(つきくさ)、
「縹草」(はなだぐさ)、
「帽子花」(ぼうしばな)
こんなにたくさんの別名があるとは、知りませんでした。
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古くから青の染料に利用されてきたそうで、
染め物の下絵を描くときにこの花の色素を使うそうですね。水洗いをすると流れるから。
でも反面、雑草としては厄介な植物でもある、らしいですね。
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私は万葉集には疎いのですが、こんな歌もあるようですね。
「朝露に 咲きすさびたる
鴨頭草(つきくさ)の
日暮るるなへに 消(け)ぬべく思ほゆ」
(鴨頭草=露草) 万葉集
「月草に 衣は摺(す)らむ 朝露に
濡れての後(のち)は 移ろひぬとも」
万葉集
今度見かけたら、そんな可憐で、儚い花に、もっと愛を込めて眺めようと思いました。
更新も途切れがちですが、たくさんの皆さま、忘れないで、ご訪問ありがとうございます。
まだまだ暑さが続きますので、お身体ご注意くださいね。