徒然なるままに

人は一人で生きているのではない、みんなの愛の支えで生きていけるのです。
だから生ある限り、周りの人を愛していきたい。

可憐で、切ない花

2011年09月10日 | 出会った花

 先月末になりますが、いつもの公園で、あちこちに咲いています、可愛いツユクサが、目に止まり

ますね。可憐で、儚い花、ツユクサは、心に滲みます。

            


 ・ツユクサ(露草) ツユクサ科

 早朝の5時頃から開花し、ほぼ午前中には閉じてしまいます。あまりに短命で、「露の草」と言う

ことなのでしょうか、それとも朝露に濡れて咲くからなのでしょうか。


            


・別名 「蛍草」(ほたるぐさ)

「藍花」(あいばな)、

「青花」(あおばな)

「移草」(うつしぐさ)、

「月草」「鴨頭草」(つきくさ)、

「縹草」(はなだぐさ)、

「帽子花」(ぼうしばな)

  こんなにたくさんの別名があるとは、知りませんでした。



            


古くから青の染料に利用されてきたそうで、

染め物の下絵を描くときにこの花の色素を使うそうですね。水洗いをすると流れるから。


 でも反面、雑草としては厄介な植物でもある、らしいですね。

  


 私は万葉集には疎いのですが、こんな歌もあるようですね。

 「朝露に 咲きすさびたる
    鴨頭草(つきくさ)の
       日暮るるなへに 消(け)ぬべく思ほゆ」
                   (鴨頭草=露草) 万葉集

 「月草に 衣は摺(す)らむ 朝露に
    濡れての後(のち)は 移ろひぬとも」
               万葉集


 今度見かけたら、そんな可憐で、儚い花に、もっと愛を込めて眺めようと思いました。


 更新も途切れがちですが、たくさんの皆さま、忘れないで、ご訪問ありがとうございます。


 まだまだ暑さが続きますので、お身体ご注意くださいね。