土曜日が午前中仕事だったので,午後から余呉湖に向かいました。他のフィールドも考えたものの、結局余呉湖に行ったという状況でした。
土曜日の日暮れ近くに到着した時点から雨が降り出し,フィーディングは行ったものの、雨が止む迄第1投は控え、車中で食事をしながら待機していました。遠投で深場狙いで、果たしてどうなるか、一週間以上、秋雨が降り続いており,その影響が魚の動きにどう出るか、判断を求められる今回の釣行です。
常連のアングラーは既に何人か入っている状況でしたが,台風の影響で,大きな木が何本も倒れていて、台風の風の強さを実感しましたが,余呉に関しては,風の強い時は木の近くは避けた方がいいですね。倒木の危険性があります。時に今回倒れている木を見るとどれも根が小さくいかにも倒れそうで、湖畔に生えている木は皆そんな感じです。
2時間程過ぎて、雨もやんだので,ゆっくり準備を始め車中泊。
早朝の時合に期待をしたものの、全く魚の気配もなく、ただ漫然と待っていても釣果は望めないと判断して,車から100m程離れたポイントに絞って日曜の午前中から狙いを変えることに。このポイントの方が水深も2倍程あります。漁協の人の話しから他のアングラーも苦戦の状況です。
日曜の昼間は何とか雨も上がり,観光客も近くを散策するなど、秋の余呉の気配が漂っています。近くを通りかかった,外人さんと日本人の奥さんとその子供さんとの3人と暫し話しをしながら,余呉湖の紹介をしたりのひと時は人との出会いを感じられるひと時でした。
気温は一日中変化がない状態で,いつ喰って来てもおかしくない状況ですが,鯉のモジリは少なく,私は一度もハネも含めて確認できなくて、そこから深場狙いに切り替えました。夜に期待をしたものの,夜になると,また雨が降り出し,車に閉じ込められた状況です。車でくつろぎながら,屋根に当たる雨の雫の音を気にしながら眠ってしまいました。
バイトアラームの音で目が覚めたのは月曜の朝の3時でした。藻を引きずっているような様子が、バイトアラームの音から想像できますが,釣り座まで100m程を傘をさしながら急ぎます。鯉は沖に向かって走り続けているようです。竿を持った時には150m程糸が出ていました。藻が絡んでいるようでもあり,何かに擦れているようでもあり,ごりごり竿を伝ってくる感触を確認しながら、雨が降る中、漆黒の闇の中を15分程やり取りをしながら、貴重な90台の鯉がネットイン。その場で確認してリリース。深場狙いの竿に喰って来たことは狙い通りでしたが,その後は当たりもなく,ぎりぎりの一本という状況でした。朝の9時に納竿して、ゆっくり帰路につきました。
まだまだ厳しい余呉に変わりはない状況です。