リーマンの鯉釣り日記

鯉釣りを始めて、もうかれこれ40年、鯉釣りが好きなんですと言える気持ちを持ち続けていたいです。

秋らしい天気を満喫

2011年09月25日 | 余呉湖
木曜日に仕事を終え、金曜からの3連休。天気もいいのでゆっくり余呉湖を目指す。忙しい木曜日だったので、余呉湖に近づくにつれて、だんだんとストレスもなくなり、釣りのできる満足感が湧いて来る。途中のドライブインで食事を済ませ、コンビニで少し食料を買って片道150kmの余呉湖に到着した時には、陽はとっぷりと暮れていた。昼の時間の短さを感じる。今回は釣り人も多いであろう。昨夜から入っている釣友もいる。それぞれがそれぞれの思いを抱いて来ているのでしょう.楽しみ方は多い程楽しい.釣果にばかり眼を奪われていると楽しみ方を忘れてしまう。釣りの本来の醍醐味を忘れたくない。そう思うことで優しい気持ちになれる。
 車を湖岸を走らせながら、ポインとごとにアングラー達が入っていることが車と明かりから確認できる。知っている人もいる。あまり人が入らない所へゆっくりと入りたいのが正直な気持ちである.今回は誰も入らない足場が悪いところを3日攻めてみようとポイント決める.到着したのが夜なので、3日あるので慌てずに竿は翌日から入れることにして、ゆっくりフィーディングを行う。最近のボイリーン対する鯉の警戒心が強くなって来ているようなので、2カ所にボイリート、パウダーベイトをフィーディングする。ピンポン球程の大きさでカタパルトを使って正確にフィーディングする。ボイリーは動物系を中心に150粒程。
 明けて金曜日、朝から気持ちのいい秋晴れである.

 夜は冷え込んできたが、シュラフが気持ちよく感じられる気温であった。朝の食事と平行に竿をセットして秋晴れを満喫する.金曜日は魚のアタリはなく。このポイントではそれは想定内なので、少しずつ追加でフィーディングをしながら金曜日の夜から土曜日の朝に期待を胸に休むが、土曜の朝を迎えても全く当たりはない。
 ここからがじっくり待ちつつ、我慢のしどころかな.ようやく、土曜日の夕方5時に当たりがある。車から釣り座まで20m程距離はあるが、少し走らせてからやり取りを始めた方が寄せやすいので、この距離はちょうど良い。糸の出方は一定であるが、スピードが少し遅いのに首を傾げながら、竿を持つと魚の重量感の他にカカリに擦れている感触が伝わってくり。そういえば、それまでにも餌交換する際に仕掛けを上げて来る時に、木の板やブリキの30cm程の缶が針に付いて上がって来たりと、どうもゴミがたまっているようなポイントである.木に擦れているのなら、切れることはないだろうと思った瞬間、プツンとラインブレイク。切れたラインを見てみるとささくれ立った所はなく、あっけなくすぱっと切れてしまっている.いろいろなパターンを経験させてくれる今年の余呉である。すっぽ抜けから始まり、バイトアラームが入らなかったり、やり取りしている時に、漁師の船のスクリューでラインを切られたり、カカリに入られることはもう慣れる程に経験して、カカリから出すのを楽しみたい気分になりそうである.
 気を取り直して、餌を打ち返し、土曜の夜を迎える。夜中の2時過ぎに鮒がかかったようなバイトアラームの音に目が覚め、この時間にと思いながら、竿を上げようろ車を出ようとした時、もう一つのアラームの音.これは明らかに鯉である。やっと待望の当たりではあるが、真っ暗な中、ヘッドライトの明かりを頼りに竿を持つと、鯉の当たりの感触である.急いでやり取りすると左手のうなぎの仕掛けに撒かれそうである.ゆっくり寄せて来たのではあるが、結局左手のうなぎのカカリに入られて、ぴくりとも動かない.慌てずにここから何とか出してみようとするも、さすがに先週のような気力はなく、リールをフリーにしてクリックを掛けておいて、魚が動き出すのを待つ。朝までの長期戦である。日曜の朝6時に起きて、再度カカリ出しである.しかし全くぴくりとも動かない。仕方なく今回は諦めざるを得ない。
 気持ちを新たに当たらし仕掛けを投入していると、アングラーのT君がやって来た。夜の同じ頃に88cm釣れたらしい。そんな釣り談義をしている目の前で竿から糸が突然出て行く。バイトアラームの音を伴いながら。一瞬びっくりするも落ち着いて竿を持ち魚の手応えを感じる。この明るさなので落ち着いてやり取りもできる。おとなしく寄せてランディング。86cm。
優しくリリースして次に期待する。
 薄曇りの日曜日。ここから期待できそうである。こんな天気のいい連休に釣りができることに感謝して、ゆっくり当たりを待とう。しかし、時間が過ぎて行く。昼頃になると皆帰って行く人が多くなる.初めてお話しするアングラーの方も来て釣り談義に花を咲かせ、昼ご飯を食べて、荷物の整理と帰り支度をし始める。丁度1時ごろに突然のバイトアラームの音.やはり来たかと足取りも軽く竿を持つと、勢い良く出て行く糸のスピードからいい鯉であることを直感する。引きのスピードは違う.沖に走らせてからゆっくり寄せにはいる。ちょうどそのとき、漁協の方が通りかかる.いつもお話ししている方である.どうも今回は人が来るとあたるような。一緒に喜んでくれるのは嬉しいものである.ところが鯉は右手のカカリの中へ.大きな木が折れて沈んでいて、何本か枝が水面から顔を出しているその中へ.夜ではないので、何とかしたい。岸から4、5mくらいの所の枝である。ここはどうしても取り込みたいので、竿を持てもらって水の中に入る.岸から1mくらいで首までの深さである.枝までは泳がないと無理である.しかし、根元から折れた直径30cm程の木が沈んでいて、その上に乗って少し枝を折るしかない。殆ど首まで水浸しになるが、水温は温かく寒さは感じられない.再度、竿を持つ.少しテンションを掛けて竿を煽ると鯉がカカリから出るのが伝わって来た.今度はカカリから出せた.漁協の人も喜んでくれている。しかし足下には柳の枝等のブッシュがいっぱいでありその中に鯉は入って行くが、何とか寄せてネットイン。鯉よりも水ぶたしになった自分ではあるが、大きさはないが引きの強さから想像できたいい鯉である.野鯉系の綺麗な鯉である.
今回は4回当たりはあったものの、2匹しか取り込めなかったが、毎回いい勉強をさせてくれる余呉である.

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