地元の河川に出かけました.6月以来のポイントです。
台風12号の長雨で警戒水位を超え、その影響で上流部の工事が続き水は濁っています。またゴミが川岸に堆積して歩けない状況です。そんな水が出たにもかかわらず鯉は生命力強く生き延びています。湖沼の鯉とは違って、河川の鯉の生命力の強さの源は自然の脅威から身を守ることの知恵かもしれません。
前日の夕方にフィーディングをする。6月のポイントに15mmのソースを100粒ほど、そしてそのポイントから50m程下流のポイントに500g程。この下流のポイントを本命にして狙う.ボイリーでの釣りは殆ど行われていなく、最近は鯉釣りも殆ど、それだけでなく昔はヘラブナで有名なポイントだったにも拘らず、ヘラ師も殆ど入らなくなったポイントです。大型の鯉も生息しているので、それを狙っての今回の釣り。
しかし、本格的に鯉釣りを長年行っている人なら分るとは思いますが、天候的には釣りには楽なこの時期ではありますが、狙って確実に喰わすこの時期の鯉釣りは年間でも難しい部類に入ると思います.投げてセンサーを待つだけではなかなかそういう感覚は理解できないかもしれないし、経験が少なくても理解しにくいかも知れません。春の時期なら数釣りや大型も産卵という一つの目安から狙えるし、春から夏に掛けては大型が湖沼等では期待できます.しかし秋のこの時期10月から11月にたまたま釣れることで釣りにくさは感じないけれど狙って釣ることでは苦汁をなめさせられることが多いのも事実です。
私の地元のこの河川や大きなの池では、この10年でミドリ亀が増えて、ボイリーは格好の餌食になります。この外来種の繁殖は鯉釣りにとってはブラックバスの比ではないですね.確実な防御策はまだ習得しておりません。水温が上がるころから活発になり、このポイントでもフィーディングをし過ぎると確実に寄って来ます.また少量でも続けて何日もおこなうとまた餌食になります.6月の時も、最初は鯉が喰って来たものの、それが続くと亀の影響で釣れなくなりました。
水温も20℃を切るようになって、15℃が亀の活動の目安だと聞いているものの、実際はどうなのか、しばらくこの時期から観察してみようと課題をもうけて今回からの釣りになります.
起きるのが遅くなり、釣り場に着いて竿をセットし終わったのが午前7時。早朝の時合を逃した感じです.空模様も昼過ぎから雨になるようで、雨の前の絶好のチャンスでもあるので、喰って来る準備だけは怠りなくしていると、8時前に写真の左の竿に当たりがあり、一気の左手の下流に走る。足下が石積みの護岸でイバラが岸沿いに張り出しており、その岸沿いに沿って勢いよく走るのは6月の時と全く同じで、ゆっくり寄せにかかるも途中でかかりに入りなかなか出てこない。今回は岸沿いに何とか歩いてカカリまで竿を持って移動する。そこで、鯉は頭を下に石の中に入ってる状態でしたが、なんとかそこから出して、ネットに入れる。77cmのこのポイントの標準クラスです。
丁寧に優しくリリースして、次の当たりを待つ.実は本命は50m下流のポイントの竿でその本命の一本の竿に期待をしているのですが、当たりはなく時間だけが過ぎようとしていた、9時過ぎにまた先ほどと同じ竿に当たりを知らせるバイトアラームの音。今回は下流の竿の傍にいたので、この上流の竿までゴミがたまった土手を歩きながら戻って来て寄せに入りました.一本目の際にネットインする場所を決めておいたので、そこへ鯉を誘導してランディング。先ほどよりは少し小さい70cm。傷をしないように優しくリリース。
当たりが止まったので、午前中で切り上げてまた来週に期待をします.土曜が仕事で日曜だけの釣りが続いておりますが、遠征はできないので地元の河川を丁寧に攻めてみたいこの時期です.