
今年で3年目の4月の水月湖です.今年は例年より桜の開花も早く,期待を胸にはるばる水月湖へ.
天候は少し荒れ模様のようですが,仕方ありません.しかし,結果的には,今回の釣果にも影響があるかもしれません.
一昨年から攻めているポイントへに入ることにしました.1週間前に釣友のT氏が大型を上げておられるので,サイズアップを期待しての釣行です.


サクラの後の花もポイント近くには見られ,春を感じさせてくれます.そんな春の花を愛でる気持ちは,いくつになっても忘れたくないものです.
狭いポイントでもあるので,竿は2本で,硫化水素の棚もこのポイントでは把握できているので,気持ち的には不安はなく,じっくりアタリを待つだけです.
しかし,全く魚の気配はなく時間だけが過ぎていきます.天候も荒れ模様になるという予報の中で,いつ雨が降り出すのか,雨具の用意は大丈夫かなど,落ち着かない時間だけが過ぎていきます.
2日目の夜半から雨が降り出し,風も強くなり,3日目の朝を迎え,早朝の6時にこの日の第1投を投げて,最期のアタリを待つだけの,追い詰められた状況です.
風にバイトアラームが反応して,落ち着かない時間が過ぎていきます.そして,あきらめかけていた朝の9時前に待望のアタリです.カッパを着て,風に飛ばされそうになるキャップをしっかり被って,釣り座へ急ぎます
釣り座に着くとリールから糸が出ているのが確認できます.かかり等も多いので,落ち着いたやり取りが求められます.竿を持つとズシリとトルクを感じさせる手ごたえです.このポイントのやり取りもだいぶ慣れてきているので,慎重に寄せることに.
ネットインを意識して,竿の後ろに立てかけてあるはずのネットを見ると,あるはずのネットが見当たりません.今朝の第1投まで,そこにあったネットが見当たりません.想像するに,強風のために飛ばされ,湖に流されてしまったのか.
今更,予備のネットを車から持ってくるわけにはいきません,左手に持った竿からは,鯉の引きが伝わってきています.
こうなれば,仕方がありません.ネットなしで,ランディングするしかない.覚悟を決めて,じっくり寄せにかかります.幸いにもかかりに擦れたりすることもなく,確実に寄ってきます.しかしネットがないので,引きずり上げるしか仕方がありません.幸い,足元は砂場なので,何とか寄せて寝かせて引き上げるかと.
10分ほどのやり取りをする中で,やっと,足元まで寄ってきました.大きさはメータはあるかなと思われるサイズです.何とか弱らせて足元の砂場で横に寝かす状態にしないと.幸いに,おとなしく寄って来て,砂場で横に寝かす状態になりました.(続く)