新緑の季節になり、日の出から日の入りまでの時間も最も長くなる時期になってきて、鯉釣りも最盛期を迎えるのがこの時期ですね。
週末から遠征を考えていて、その練習に地元のの池に練習のための釣行に行ってきました。1日中木陰で待機できるので、これから夏にかけてはこのフィールドが自分の貴重な釣り場になります。自分の目と足で探索しながら見つけてきたフィールドであり、自然環境もよく、またそれを保全しておられる方もいて、そういう方と話しながらも、この自然環境を守っていくことの大切さを実感するのですが、鯉釣りをする人間としても、そこに無関係ではいられない。そんな貴重な釣り場です。
フィーディングも鯉を育てるという意味合いもかねて、自分の釣りでは、ほかのフィールドよりも少し多めに撒きます。魚影も濃くはないので、2回に1回釣れれば御の字のフィールドですが、魚体のきれいさも相まって、折に触れて自分の練習の釣り場と考えて通っています。
今回は9時前に第1投。食ってくる時間帯は11時から1時くらいなので、ゆっくり持ってきた本を読みながら時間を過ごします。新緑の木々の隙間から見える青空の青さが鮮やかに目に写ります。こんな環境で竿が出せるところにこのフィールドの価値があります。大型が釣れるとか、数が釣れる以外にもフィールドの価値はあることを教えてもらっています。
12時過ぎにあたりを知らせるバイトアラームの音が待機している車内に響き、ウエーダーを履きながら、釣り座へ。リールから糸は出ていないものの、穂先にあたりを知らせる動きがあり、その竿を持ち今シーズン初めてのこの池での当たりからの取り込みです。居食い状態で、竿を持ってから魚が動き出す感じです。型も大型とは思えなく、少し残念な気持ちではありますが、右手には掛もあり、その方向に走る鯉を竿さばきで何とかコントロールしながらネットイン。
確かにきれいな魚体で、これから産卵らしい抱卵したおなかが特徴です。数回の釣行でに1回しか当たりももらえない、そんなフィールドの貴重な今シーズン最初の鯉です。少し小ぶりですが、まずはスタートといった感じです。週末の遠征に向けての準備の手始めとして、いい練習になりました。