リーマンの鯉釣り日記

鯉釣りを始めて、もうかれこれ40年、鯉釣りが好きなんですと言える気持ちを持ち続けていたいです。

秋から冬のCarpFishing

2022年12月01日 | 余呉湖
 11月も終わり師走になり,11月まではそうでもなかったのに,12月になると残り少ない今年の日数を意識してしまいます.11月30日までは暖かさもあるものの,この雨の後,12月1日以降,寒波がやって来て,完全に冬モードに入るそうです.
 1週間ぶりに竿が出せるので,どこに行こうか悩んだ挙句,今年最後の余呉湖かと考えて,高速に乗ったとたん,スマホを忘れたことに気が付き,次のインターで降りて,自宅へ引き返すことに.このため,予定より1時間近く出発が遅れることに.スマホは今では財布以上に,竿,リールよりも必需品の感じです.そういえば,これまでの経験で,釣りに関しての忘れ物.
1.竿・・・ 車の荷物を入れ替える際に.当然引き返しました.
2.ニードル・・・ 釣り場で気が付く.近くのホームセンターで針金を買って,先を曲げて,代用する.
3.寝袋・・・車中泊で一晩中車のヒーターをつけて,寒さをしのぐ.幸いPHEV車で,温水ヒータが付いているので,エンジン音は少なく,熟睡できました.
 ちょっと思い出すだけでも,次から次へと思い出されます.鯉釣りあるあるですね.
  
 寒波が近づいてきているし,雨も降るようで,2泊はできないかなと.取りあえず一泊して24時間で結果をと考えました.結局余呉湖へ着いた時は,昼を回っていました.ちょうど一週間前,琵琶湖へ行く前日に余呉湖で75cmが上がったのですが,その際,大型のもじりがあったので,それが気になって,今回はそのポイントへ.

 着いた時には,小雨交じりの天候で,真冬なら完全に雪と思われる空の色で,ここは滋賀というより福井の天気です.これまでも,真冬とか雪の余呉湖での釣りは経験ないのですが,雪の中の釣りもこの余呉湖でいつか経験もしたいものです.その勇気はあまりないのですが.私の住んでる三重県の松阪は冬では,雪は年に一回降るかどうかなので,冬の鯉釣りは大体地元の宮川,櫛田川,雲出川に行くのがいつものパターンです.釣果はそれなりにあるのですが,メーターオーバーとなると,河川では厳しいので,冬でも琵琶湖とか余呉湖で竿を出すことも今年はと考えています.

 雨の中,上下とも雨具に着替えて竿をセットします.先週大型のもじりを見たところに竿を1本.そして,2週間前の日曜に103cmを上げたポイントにも竿をセット.2か所の距離は50mほどなので,車はその中間にあたる道路脇のスペースに止めます.フィーディングはそれぞれのポイントに1掴みほど.喰わせは18mmと20mmのシングルといたってシンプルな仕掛けです.明日の朝までなので,1投だけです.投げ終わったのは午後2時くらいです.すっかり体も冷え,お腹もすいたので,車内でヒーターを掛けながら,買ってきた冷凍餃子をマルチクッカーで焼きながらの昼食です.のんびりと1時間くらいかけての昼食です.鯉釣りではある意味唯一の楽しいひと時かもしれません.

 平日の雨の余呉湖です.誰も釣り人もいません.しかし,私はこんな誰もいないひっそりとした環境が最近は好きで,自然の静寂の中で野鯉と向き合っての鯉釣りが一番好きです.とは言え,スマホを使えばいくらでも暇つぶしはできますし,ゆっくり本を読むこともできます.

 暗くなる前に,寝る準備をと,車の窓ガラスに目隠しをしたり,車内を整頓して寝るスペースを確保しながら,アタリがあった場合に備えてネットはドアのすぐそばに置いて,準備を完了します.相変わらず,小雨が降っていて,止む気配はありません.

 気が付けば,午後の4時を過ぎて段々と暗くなってきて,5時にはヘッドライトが必要になるくらいの暗さです.ちょうどその5時に目の前のバイトアラームがあたりを知らせる「ピ~~~~」.このバイトアラームATTはモノトーンなメロディーなので慌てることもなく,淡々と釣り座へ行けます.アラームはずっと鳴り続けているので,糸が出されている感じです.ヘッドライトで足元を確認しながら,小雨の中,アタリのあった竿へ.当りのあった竿は,もじりのあったところの竿ではなく,2週間前に当りがあったポイントです.竿の所で竿にヘッドライトで光を当てると,勢いよく糸が出ているのが見えます.かなり出ています.竿を持つと確かな重さを感じますが,150m以上は出されているので,はっきりとした感触はないです.風が正面から吹いていて,足場の悪い足元は木の枝やゴミなどが打ち寄せられていてネットにごみが絡みそうです.

 ゆっくり竿を貯めながら,ポンピングをゆっくり繰り返しながら,ゆっくり寄せにかかります.両サイドは木の枝があったり,倒木があったりするので,無理に寄せて横走りされたら,取り込みが難しくなるので,ゆっくりと時間を掛けながら正面でネットインさせようと慎重にやりとりします.向かって左の方へ少し走られるものの,竿でためながらポンピングを繰り返しながらネットイン.その間,約20分くらいです.5時とはいえもう真っ暗で,ヘッドライトに浮かんだ鯉は白っぽく見えます.確かに実際,この鯉は色が白っぽく見えます.水が濁っていたのも一つの原因かなと思われます.ライフバッグに入れるのもどうかと思い,検量して,写真を撮って,そのままリリースします.
検量結果は,96cm 15kgの良型です.
 


 


 引きの強さも重さも夕方の暗闇の中,雨の中,結構印象的な取り込みで,ある意味厳しい余呉湖の釣りが堪能できました.
 翌朝になり,やっと雨も止み,しばし,無風の時合いで,期待したもののアタリはもらえず,昼前にはまた雨が降り出すようで,気温も上がらず,寒さを覚えてきたので,10時で納竿しました.

 久しぶりに,厳しい環境での釣りを堪能できた今回の余呉湖でした.





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