リーマンの鯉釣り日記

鯉釣りを始めて、もうかれこれ40年、鯉釣りが好きなんですと言える気持ちを持ち続けていたいです。

秋の余呉湖から琵琶湖

2022年11月24日 | 琵琶湖
 週明けに、1年に一度の昔からの釣友との琵琶湖での釣りに先駆け、余呉湖に入りました。琵琶湖でのポイントが湖西なので、三重からは一番遠い琵琶湖でもあり、余呉湖から北回りで行くのもいいかと今回の釣行です。
 このところの余呉湖は、全体にはアタリは遠いものの、私自身はボーズなしで好調が続いているので、積極的に初めてのポイントを攻めて行きたいという感じで、今回も新規のポイントで竿を出すことに。
         
 竿を出し終わった頃には、竿の近くで大型の鯉がもじり、期待に胸が膨らみます。知り合いのアングラーがしばらくしてやって来て、久しぶりの鯉釣り談義に時間を忘れます。歳をとると鯉釣り談義の中身も病気の話になったり、健康面での話題になってしまうのは、一つの傾向でもあります。そんな話題で時間が過ぎて行くものの、アタリはなく、今回はボーズかなと諦めていて、琵琶湖への時間も迫って来て納竿間近になって来た頃に、やっと当たりが出て、期待したものの、70台の余呉湖では小型の鯉でした。結局はボーズ逃れの1匹という結果になりましたが、この時期の余呉の景色はそれだけでも十分な釣果に匹敵するので、自分としては満足しています。

 その後、納竿して琵琶湖へ向かうことに。今回は私にとっては初めてのポイントで、おおよそ位置的には見当はつくのですが、そこで竿を出す気にはならなかったポイントでもあります。余呉湖からは1時間くらいの距離だったのですが、途中で北湖のポイントを見て回ったりして、時間を費やしてしまって、集合場所についたのは昼過ぎでした。

 到着した時には、既に三人が竿を出していて、幸先よく1本上がっている状況でした。釣果もさること、1年ぶりの再会での楽しい鯉釣り談義が中心で釣れればまた楽しという感じです。空きスペースにはロッジ型のテントが設営されていて、準備万端です。

 釣り座に行くと、ほとんど砂浜で、海岸の砂浜から投げるという感じです。遠浅で目の前にエリがあり、その左右がポイントかと思われますが、エリの左に一人、右に二人が入っています。右のエリ近くが空いていますが、結局私は、エリの左のエリから遠く離れたポイントに竿を出すことにします。見た目のイメージではとても釣果は期待できそうにもない感じですが、逆に誰も竿を出すようなポイントでもないところが魅力でもあるかなと。とはいえ、この釣行会では今までほとんど釣ったこともないので、釣果を期待する感じではありません。

 

まあ、こんな感じなので期待薄ですね。遠浅で砂浜状態なので、鯉釣りのイメージからは程遠く、先ほどの余呉湖とは全くポイントの雰囲気が違いますね。手袋をはめて遠投で岸から100mほどのポイントにフルキャストで投げています。フィーディングはひとつかみほどの15mmと20mmのボイリーを遠投仕様のスローイングスティックで投げて、食わせは18mmのシングルのボイリーです。岸からの距離から言って、誰も餌を打ったことがない遠投なので、それだけが期待できる点かもしれません。

 竿を出し終わってからは、ロッジ型テントに集まって、鯉釣り談義の時間です。夕方には今回のメンバーが五人が全員揃って、鍋を囲んでの鯉釣り談義の開始です。ここでも、健康や病気の話題には事欠かない状況で、歳を感じさせます。来年も元気でみんな集まれればと願うばかりです。
 
        
 五人のうち三人は団子で、私ともう一人の最長老のアングラーがボイリーというスタイルです。竿団子仕掛けの三人が石鯛竿、そしてボイリー仕掛けの二人がカープロッドというスタイルです。バイトアラームも自作からコムテック、そしてユーロスタイルのバイトアラームという具合です。

 団子スタイルのアングラーは3、4時間毎に餌の打ち替えをしますが、私は24時間打ち替えなしの予定です。談義もたけなわになってきた夕方に、一人の団子仕様のアングラーの竿に当たりがあり、すでに一本上げているアングラーの竿ですが、2度目の当たりです。今度は大型を期待したものの、小型の鯉に残念という感じです。さらに暫くして今度も団子仕掛けのエリの右の取水塔の近くに打っていたアングラーの竿に当たりですが、上がって来たのはニゴイです。どうも、なかなか期待する鯉は当たりません。

 陽もとっぷりと暮れて、鍋を囲んでの鯉釣り談義もたけなわの、夜の8時過ぎに私の竿からのバイトアラーム音!。期待していなかったので、私はじめ他のメンバーも意外という感じで、全員で釣り座へ向かいます。テントから砂場へ出るまでに50m、さらに砂場から釣り座まで100mほどの距離があります。砂に足を取られながら釣り場に着くとまだ糸がリールのスプールから出ているので、小型ではないなという直感です。遠投してる上に、かなり鯉も走っているので、道糸は200mは出ています。しかし、砂浜のようなポイントでもあるので、掛かりもなく、ゆっくりポンピングしながらのやり取り開始です。大きさはどうかなと皆んな注目の中ですが、道糸がかなり出ている状況なので、重さも糸の伸びで感じ方が鈍く、小型ではないことだけは確かな状況です。皆の期待を集めながら10分ほどのやり取りで近くまで寄せて来て、ヘッドライトからの光に魚体が見えた時にそこそこの大きさから、さらに期待が膨らみますが、結局は90前後かなという感じです。ネットインを手伝ってもらい、写真撮影をしてリリースです。大きさは86cmでした。今一歩ですね。でも,皆さん喜んでの楽しい一本です.
     



 まさか私の竿に当たりがあるとは思っていなかったので、意外な一本です。いいタイミングでの釣果をまた話のネタに、テントに戻って鯉釣り談義の開始です。結局、夜中の日が変わる0時半頃までテントでの鯉釣り談議が続きます。流石に睡魔に襲われて来たので、道路ベリの車を移動して、車中泊会場へ移動して各自眠りにつきました。

 話疲れと、普段の寝る時間より遅いので、私も車ではすぐに爆睡状態です。熟睡していた頃に突然のバイトアラームに叩き起こされたのが、夜中の3時半です。シュラフに潜って3時間後です。流石に眠く、ヘッドライトを手探りして、頭につけて、真っ暗闇の中を砂浜に足を足られながら、釣り座に急ぎます。釣り座に到着した時には、息が上がって来ます。前回の当たりの後、その竿は上げたままにしていたので、残りの竿に当たりが来たことになります。最初の1投目の2本の竿に共に当たりがあるとはラッキーです。今度も前回と同じような感触で上がって来た鯉もほとんど同じサイズの鯉です。なので、その場で優しくリリースです。鯉の形は川の鯉を思い起こさせるようなもので、色も黄金色で私の好みの鯉でもあり、満足な2本です。まだ、夜中の3時半すぎなので、朝の時間帯を狙って2本とも新しく餌を打ち替えて、車に戻ります。流石にまた寝ようと思っても目が覚めてしまい、なかなか寝付かれないので、横になりながら朝が開けるのを待ちます。
 6時すぎになると薄明かりになり、朝の早い年配者が起き始め、夜の当たりを聞くも、誰もアタリはなく、私だけの当たりに皆驚いていますが、当の私自身が一番驚いている状況です。
 その後、全員が朝のエサ交換をして、その後テントに戻り、昨夜の鍋の残りにうどんと肉を入れて朝から肉うどんの豪華な食事です。ロッジ型のテント内は
石油ストーブで上着を脱いで雑談出来るほど暖かく、快適に過ごすことができます。

 9時になり、一番家が遠い私が納竿して、その頃には雨も本格的に降り始め、雨の中の撤収となりましたが、残りの皆さんはその後もゆっくりとテントでの鯉釣り談義が続いていったと思えます。実質20時間ほどの釣行でしたが、2本の80台の鯉を食わせることができ、満足は結果になりました。まあ釣り自体は今回の主な目的ではなく、懐かしい面々との1年ぶりの再会に楽しい時間を共有でき、満足な秋の琵琶湖でした。


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