リーマンの鯉釣り日記

鯉釣りを始めて、もうかれこれ40年、鯉釣りが好きなんですと言える気持ちを持ち続けていたいです。

リールのオーバーホール

2024年02月16日 | リール
 2年ぶりにリールのオーバーホールに行ってきました.今回で3回目の「リール屋ピカレスク」です.お店の店長のブログや店のホームページは私のこのブログにリンクが張ってありますので,ご覧ください.場所は大阪の泉佐野で,南海の泉佐野駅から徒歩2,3分です.
 三重の松阪の自宅から車で松阪駅へ,近鉄大阪線で久しぶりの電車ですが,特急の車両も新しくなり,座席も快適になり,更には近鉄松阪駅のホームの待合席もモダンに変身していました.思い返せば,もう50年以上ホームの待合座席も変わっていなかったことを,高校の時通学で利用していた頃を思い出しました.
 泉佐野までは,近鉄で松阪から難波まで特急で,難波で南海に乗り換え,特急で30分ほどです.往復で7740円の交通費ですが,久しぶりに,のんびり電車も良いものです.
 前もって,メールで日時の予約をしておきます.その際,リールの種類や台数,修理かオーバーホールか等確認しておきます.遠方から行くので,4台のオーバーホールをお願いしました.値段等の詳細は店のホームページに載っています.今回オーバーホールを依頼したリールは,普段メインに使っている
UKDaiwaのトーナメントISO5000QDです.4台をカバンに入れてのプチ旅行です.予約した時刻の少し前に店に到着して,暫く店先で待って,店長が広くはない作業場兼事務所に案内してくれます.今回で3回目なので,鯉釣りで使用していること等,話していく中で,店長も思い出してくれたようです.今回は後継者の若いスタッフも同席して手伝っていただき,4台という時間もかかる作業なので,途中で別の予約客2名の修理も入れながらでした.

 
写真のように基本的に全部ばらして,汚れの内部を洗浄して,不具合を直しながら,オイルとグリスを塗りながらのチューニングになります.今までに2万台ほどの修理等をしながらのメンテナンス技術は,まさしく匠の技術ともいうべきものが,その作業工程からも窺えます.
 1台はギアが破損しているようで,部品も今はなくオーバーホールはしたものの,ダイワの部品も今はない状態でした.工賃はいりませんと,言われビックリです.他の3台はオーバーホールでよみがえった巻き心地で,作業中のリール談議,釣り談議にも花が咲き,若い後継者も加わっての緊張感はある中での楽しい時間でもあります.
1台1台,人間と同じように中身も違って,観ていても飽きが来ません.作業の写真をブログに載せたいというと,快く了解していただき,更に料金もびっくりするほどの安さで,メーカーの依頼することが莫迦らしくなります.先ほどの2名の途中でのお客さんも工賃の安さにびっくりされていました.

工賃は,1台は上述のようにいらないということで,残り3台についてのオーバーホールで,そのうちの1台はボールベアリングを交換してもらい,締めて11800円でした.このリールは今は廃版で,ダイワでも期限が過ぎたということで,オーバーホールは受け付けないし,受け付けてもらっても1台5000円ほどは取られるようで,もうメーカ等に出す気は起りません.またこの価格には,65歳以上の高齢者割引20%も含まれている他,各種の割引もありますので,ホームページでご確認してください.
 価格もさることながら,とにかく経験値に裏付けされたその技術は圧巻です.顧客の中には,新品で買ったステラを使う前にチューニングに持ってくる人もいて,メーカーのマニュアルに沿った組み立てよりも技術に裏付けされた組み立てを利用されるなど,納得させられます.

 日頃の鯉釣りは,リールを酷使するという釣りではないのですが,2年に一回ほどはオーバーホールすることで,リールの中身を見ながら,その個性を実感してみるのも,なかなか味のあることかとも思います.



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