勉強後記

「勉強後記」は「勉強日記」、「続勉強日記」の続編です。学生時代とは異なる目線で書いていきます。

これから

2022-09-10 14:04:01 | 日記
これから 
大学院卒業後、私は将来のビジョンがある。20代では発掘調査員、30代では学芸員、40代で大学の先生になることだ。私は学部生の頃、大学には史学科がなかったが、将来的に文献と考古学の両方をしたいと思っていた。まずは大学院で古代史を学び、就職してから考古学を学びたいと考えていた。私は古代史は学校で、考古学は現場で学ぶのが効率的だと思ったからだ。もちろん、古代史は就職口が少なく、考古学の方が就職しやすそうだという安直な発想もある。(今は現実にぶちあたっており、少しだけ後悔している。)考古学は考古学、古代史は古代史とわりきって考えるひとも多い。自分の分野を抜け出して他の分野に飛び込むのは労力がいる。残念ながら職場において、私は「文献崩れ」「二心あり」という目でみられている。しかし、研究者のなかに文献と考古の二刀流する人も増えてきたし、大学院で文献史学、仕事で発掘調査員という人も多い。文献と考古の壁は低くなりつつある。おそらく私が研究者として認められた頃には文献と考古を一緒にするという考えは常識となつているし、もっと新しい考え方も出てきているはずだ。まずは働きながら論文を書き、自信がついたらもう一度大学院博士課程に行ければと思っている。

組織と正当性

2022-09-10 10:02:03 | 日記
組織と正当性
正当性は組織においてとても重要な要素である。正当性は血統やそれまで就いていたポスト、カリスマ性などの表面的要素やそれまでの実績などで決まる。中にはやむを得ずして(積極的にいえば、うまく時流を掴んで)ポストに就いた者もいる。私は当時置かれた状況からやむを得ずしてサークルの会長になった。正当性の有無はその運営組織のまとまり(司令部)の強度に影響を与える。正当性のある集団は団結力がある。逆に正当性のない集団はまとまりがないため、決断力に欠ける。私は後者だった。正当性を得ようと、多くの部員から意見を聞いた。そして、あらゆる努力を惜しまなかった。結果的には正当性のようなものを得ることができた。正当性を得るためには「部員からの信頼」「同期からの信頼」「自己に対する自信」を目に見える形で実現することが必要である。部員や同期から自発的に協力させることである。そして、自己に対しては気を抜かずリラックスする(=適度に緊張感を持つ)ことが必要である。私はもう少し自分に自身を持つべきだったと考える。