石臼玄麦自家製らーめん「丸竈」店長のブログ

県産玄麦を石臼で挽いた自家製麺専門店。人気は鶏白湯。
なると以外全て自家製で素材を大事にしたらーめん。

鶏だし魚介系醤油らーめんが生まれた理由

2015年04月09日 | らーめん

当店は「鶏だし魚介系醤油らーめん」が現在のところ一番人気メニューです。

このメニューはじつは、私の妻が食べたいラーメンを現実化したものです。

前にも述べましたが、妻はらーめんをこよなく愛し、アレルギー薬を飲みながらも、毎日どこかのらーめん店で一人で麺をすすっているような人です。

小麦アレルギーと戦いながらも、最近のラーメン屋さんのスープが、全般的にカライ(しょっぱくて)スープが飲み干せないというのが妻の悩み。

また、妻が言うには、化学調味料を使ったスープは、やけに喉が渇くそうです。

「どんなに材料費をかけても、たくさんのお客様がご来店して下されば何とかなるはず。

そのかわり、体に優しくて元気が出るような美味しいスープを作って欲しい。

昨今は自家製麺が当たり前だから、麺に合わせたスープに店主のこだわりや情熱が感じられ、こだわりを持ったらーめんを食べたい。

麺がスープを巻き込んで、まるで麺が生き物のように、プルプルと踊るような麺が食べたい」と。

このような妻の言葉に、はじめは「まさか!思うのも、言うのも勝手!」という気持ちと、ラーメンのイメージのハードルの高さに愕然としましたが、私なりに試行錯誤を繰り返し、現在に至っています。

今日も、不意に妻がお店に食べに来て「まだまだノビシロがあるね」と。

褒めてもらってるんだか、何なんだか・・・。

私の試行錯誤は、まだまだ続くことになりそうです。(涙)