糖尿病

長い間役所に勤めて、その後独立して自分で事務所を開いた六十五歳の男性の例を
紹介しよう。・・・
・・・彼（Ｓさん） の家庭でも息子さんとＳさんが自律神経失調症と糖尿病で治療にこら
れ、息子さんが二年ほど、糖尿病のＳさんはニケ月通って回復した。
この息子さんの場合には過去十年間、方々の病院、あるいは良いといわれるところ
に行ったそうである。
回復したその息子さんから、自分の父親が事務所を独立して開いているが糖尿病で
あり、体がきつくてうまくいっていないようだという相談があった。Ｓさんの場合も
やはりＫさんと似ている体格である。・・・
この方も両手両足がシビレ、相当に体重が減少し、六〇キログラムあったのが五一キ
ロに減少していた。とくにきついのが、両手のシビレと足のだるさで仕事ができなく
字さえも書けないということが続き、苦労しておられた。
保健所などで尿の糖量を測定するようにいっておいたのでそれをもってこられた。
「息子から聞きましたので、先生のところで治るかどうかと思いましてお伺いしたん
ですが………」。
「そうですね、息子さんも相当長いこと通ってこられましたけど、ほとんど首や肩
のこりもなく、仕事で職場の事務作業も十分おきに席を立つ強迫神経症も消え時間ま
で勤務することができるようになったといっておられますよ」。・・・


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