楽我喜帳

日々是遺言〜ブログは一人遊びの備忘録〜
ブログネーム啓花

詩 「一球の重み」

2021-08-14 | 創作【アーカイブ】

9回裏
ツーアウト ランナー 1塁2塁
2-0 2点差
あと一球

一年生のバッターが
その球を思い切り打った

ボールはグングン伸びて
無観客の外野スタンドに飛び込んだ
嘲笑うように
誰もいないスタンドに落ちた

逆転サヨナラスリーランホームラン

こんなドラマのようなこと
誰が予想しただろう

勝ったチームの喜びの笑顔と
負けたチームの哀しい涙

どちらにも拍手を贈ろう


※先日の甲子園での高校野球大会
広島新庄高校と横浜高校の試合後に
浮かんだポエム










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文月

2021-07-07 | 創作【アーカイブ】

梅雨空を 見上げて祈る 天の川
    雲に隠れて 泣いているのか


短冊に コロナ収束 願い込め
    笹の葉揺れて 7月7日






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短歌

2020-10-21 | 創作【アーカイブ】
今は亡き 大切な人 思い出す
   長月半ば 彼岸の前に

(何年か前に通っていた『万葉集講座』
講師の國學院栃木短大教授のK先生
以前参加していた『朗読ボランティアサークル』
講師の劇団『民藝』演出家Kさん
今では遠い彼方へと旅立った😢)



外苑の いちょう並木に 思い出す
   遠いあの日の 貴方の笑顔

秋色に 染まる外苑 並木道
   貴方の笑顔 今は遠くに

ひとり行く いちょう落ち葉を 踏みしめて
    遠い思い出 懐かしくなる

(2015年12月で閉鎖になった、
『神宮外苑陶芸教室』インストラクター
I先生、Fくん、Uちゃん
何年か前に陶芸家として独立したMくん
元気でいますか⁉️)







    



   




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六月の一句

2020-06-26 | 創作【アーカイブ】
水無月の 街を彩る 傘の花

束の間の 梅雨の晴れ間に 散歩する





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6月

2018-06-04 | 創作【アーカイブ】

紫陽花(あじさい)と 見紛う(みまがう)ほどの 傘の花

紫陽花が 咲いて華やぐ 雨の街

紫陽花が 水無月(みなづき)の街 色を付け

空梅雨(からつゆ)で 紫陽花ぐったり 夏日和(なつびより)

空梅雨で 紫陽花ぐったり 吾(われ)もぐったり

空梅雨は ダムが心配 雨乞いす

雨空を 見上げ祈るは 七夕夜



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桜短歌

2018-04-03 | 創作【アーカイブ】


花びらを
集め流がるる花筏(はないかだ)
桜吹雪の舞い散る卯月


満開を
過ぎたる桜 見上げれば
卯月の空に桜の吹雪




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夏の一句と一首

2017-07-08 | 創作【アーカイブ】


朝顔の 次はほおずき 夏の市


朝顔の
隣りに並ぶほおずきの
鉢の風鈴 夕風 揺らす


※7月6・7・8日
入谷鬼子母神 あさがお市
7月9・10日
浅草浅草寺 ほおずき市
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桜も終わる頃

2016-04-11 | 創作【アーカイブ】

花筏(はないかだ) 川面(かわも)流れて 春が逝く




  
  
※写真は「まちメモ市川駅版」さんの撮影写真です。
     
まちメモ市川駅版
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宛名のない手紙(陳腐なタイトルですが)

2016-03-18 | 創作【アーカイブ】
※画像は昨年のものです。


逢えなくなって
もう3ヶ月ですね
お元気ですか
お変わりないでしょうか
そろそろ桜の便りも届く頃
歩道橋脇の桜の蕾も
だいぶ膨らんだことでしょう
今年から貴方は
あの場所には居ないけれど
桜の開花便りを聞いたら
ひっそりと行ってみようと思います
思い出の場所の
あの桜の樹に
会いに行こうかと
満開の桜の向こうに
笑顔の貴方が見える気がして
思い出はいつまでも
色褪せずに優しく微笑んで







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一瞬の美

2015-08-08 | 創作【アーカイブ】

桜も花火も

一瞬の美しさ

華やかに咲いて

儚く潔く散る

その一瞬の美に

人は惹かれる


もうじき夏も終わる…












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