Ombra Mai Fu ~ 優しい樹の下で

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 増田 いずみ ~ OFFICIAL BLOG

春眠

2008年04月07日 | masudaizumi.com
春眠暁を覚えず


最近、、、、眠い、、、、春です。一足お先に五月病です。

自分が、もう一枚革を着ているような感覚で、肌の感覚が鈍い。
朝だけでなく、夜も眠い、、、、。

もう、、、そんな自分に腹がたって、今日は、朝からドリップコーヒーを濃いめに入れています。

鼻炎アレルギーもきっと原因の一つ。

ということで、しっかり薬をのんで。
おかげさまで今夜は、コーヒー3杯で、しっかりしてきました。


このままだと、どんどん変になってしまうようで、だらしなくなっているような自分を責めてしまいましたが、復活してほっとしています。

大学時代の春休みの頃でしょうか、、、、


とても眠くて、そのまま、ずっと寝ていることが何度かありました。

私の夢見はこのブログでも明かしているよう、スーパーワンダーランド。知っている人は一人もでてこないし、いつもフルカラーのハイビジョンですので、寝すぎると、どっちが現実だかわからなくなってしまったことがありました。

夢の世界に、どっぷり浸ると、これはまたこれで、結構気持ちのいいものです。

知った人は誰もいない。ずっと旅をしているのです。

いつもだれかを探していて、旅行状態。気分は、どきどきなのですが、私の夢はとにかく、美しい、すばらしい景色のなかなのです。


私が絵の才能があったら、絶対油絵を描いていたでしょう。

春は想像力の季節なのかもしれませんね。

花見

2008年04月06日 | masudaizumi.com
今日も文楽にいって、帰りに高津神社によってみました。

桜のお花見の有名な場所ではあるのですが、公園の入り口が山のようなゴミ置き場と化していたのには、びっくり。

いつもと全く違った公園の様子に、まずは唖然。

ひしめくように青いビニールシートが場所をとっていて、そのうえで盛り上がる宴会の数々。

とにかく、すんごい人だった。



私の大好きな、狂言の「夏祭浪花鑑(なつまつり なにわかがみ)」のクライマックスは、ここ高津宮の宵宮を背景にしています。

これも、竹本座の初演でしたが、なんと、実際にあった事件をもとにしている作品なんですね。


舅を殺す、という凄惨なクライマックスの場面で、台詞はなく、ガーンチキチン、コンチキチン、、、、と叩かれる祭の「だんじり囃子」

この事件が春だったら、どんな音楽になっていたのでしょう。


桜が、ざーーーっと雨のように散ってくるので、かなり素敵だったのですが、あまりにたくさんの人の気にやられてふらふらでした。



文楽初日

2008年04月05日 | masudaizumi.com
桜も満開、気候もよく、暖かい日となりました。

今日はお出かけされた方も多かったと思います。

私は文楽初日で劇場へ。

桜の満開の帯をしめた、ある奥様のお着物。「うわ===素敵ですね」と、後ろ、前、とぐるぐる廻ってしまいました。


リトルは「文楽にいくの」と朝から興奮していましたが、劇場内では頑張って15分ほど、小さな手を口にあてて「シ===」といいながら静かにして椅子に座っていられるようになりました。


とはいえ、まだまだ2歳になったばかりです。
「もう出る」といってロビーへでると、走り回っておりました。

今回の作品は、初めて観る「競伊勢物語」、そして私の大好きな「勧進帳」です。

それにしても、「競」とかいて、「はでくらべ」と読む、文楽の言葉遣いには、時々劇場の字幕と太夫さんの語りに真逆の意味での発音があったり、、現在での大阪弁でいう「自分」ってのと同じなのかな、あなたの意味なのに、われという発音とか、、うまく例がだせませんが、字幕をみてると、あれ?いま太夫さん間違ったんちゃう?と、こちらの勉強不足に驚かされます。

一階ロビーでテレビモニターの文楽の歴史を紹介するビデオを観ていると、昔は道頓堀に「竹本座」と「豊竹座」があって、明治時代には「近松座」「彦六座」「堀江座」「稲荷座」という劇場があったり、文楽が大衆の娯楽として定着していた、、、と聞くと、随分素敵な時代があったのだと、うらやましくなります。

きっと江戸歌舞伎と上方歌舞伎のように、それぞれの座によって語り方や芸風が違っていたのでしょう。

ちょっと調べてみたら、竹本義太夫さんは1684年 に大阪道頓堀に竹本座を建てましたそうな。

近松門左衛門の台本と語りの義太夫さんのコンビは、大阪中 の人気を独占。まるでモーツアルトとダ ポンテみたいなコンビですね。1703年に、竹本義太夫さんのお弟子さんが 豊竹若太夫と名乗り、豊竹座を起こしたそうな。モーツアルトが生まれたのは1756年ですから、義太夫さんのほうが先にご活躍ですが、似たような時代に、東西で、歴史に残る有名な作品が生まれているのですね。

竹本座は、人物の心理描写を重んずる地味で重厚な芸風、豊竹座は、華麗で技巧的という対照的な 芸風だったそうです。

竹本座では1746から1748年の3年間に、 「菅原伝授手習鑑」「義経千本桜」「仮名手本忠臣蔵」という名作が生まれたそう。

竹本、豊竹の名前を持つ現役の太夫さんの名前を再確認してしまいました。

その後に、植村文楽軒さんが淡路からでてきて、浄瑠璃の小屋をたてはったので、文楽さんの小屋、、、文楽座、、、といわれるようになったのですね。


いまでも難波神社では、桜が咲き誇るなか、ひっそりと「ここで文楽軒さんの息子さんによって、公演が催された、、、」という立て札がたっています。



















オーディション落ちた~

2008年04月04日 | masudaizumi.com
今年は、8月からひと月に一回くらいのペースでイベントやコンサートが開始します。

その間で、バルナバ病院のチャリティコンサートを開催します。

一か月バケーションをとってしまったので、なかなかエンジンがかからず、今日、ついに作詞を再開。


と、エンジンがかかったところで、ずいぶん前にだしたオーディションの通知がきた。


落選です。


とほほほほほ。

大阪での来年のコンサート、是非、日本語アリア集で、クラシカルにフェニックスホールでやりたかったのですが、お断りされました。

また頑張りま~~~す。




野点

2008年04月03日 | masudaizumi.com
大阪は、どの町よりも桜が多いと思います。セレッソ大阪というチームの名前「セレッソ」も桜という意味。
近所の公園や神社では、桜が満開です。


この時期、いつも近くの神社では野点をするのです。

リトルと「リトルママ」と「リトルバァバ」の三人は、お花見チケットを持ってお出かけしてきました。

一面の屋根のように咲いている桜をみて、「わ===綺麗っ」といって神社に走り込んで行くリトル。


桜には、人をいろいろな気持ちにさせる魔法を持っていると感じます。

そうそう「魔法」という言葉は、いつから空想の世界のものだと思うようになったのでしょう。

ディズ二ーの古典映画をみているとかならず魔法というものがでてきます。

シンデレラ、ピーターパン、白雪姫、ピノキオ、、、、


すっかりおしゃべりになったリトルは、「なんで?」「これな~に?」の連続。

言葉を覚えることも必要だけれど、なんで?と聞かれたときには、夢を与えるような素敵な回答ができればと思うのですが、難しいものです。

桜餅と薄茶をいただきましたが、やっぱりこのときの音楽はお琴。

時間の流れが、止まったような、桃色の日差しのなかでスローモーションのようなお琴の音色は、音楽会できくより、ふんわり、優雅に聞こえました。