関西人のつぶやき

ジャズピアノプレイヤーmatsucofの音楽と日常

♬初心者ジャズピアノ教室♬

場所はさいたま市見沼区の自宅。コードや簡単な耳コピの仕方など、それぞれの方のレベルに合わせて、丁寧に教えます。珍しいヤマハの木目グランドピアノで、好きな曲を弾いてみませんか?左の「メッセージを送る」からお問い合わせ下さい。

ただ今一人旅中

2008年11月08日 10時50分04秒 | Weblog
1人で新幹線に乗るのはもう何年ぶりでしょう?子供が生まれてからはもちろん、よく考えたら結婚してから1人で乗ってないかも。だとすると15年ぶり?!ひえ~!
両親の様子を見るために1泊で実家に帰ることにしました。ちょうどこの週末だけ予定のあったダンナさまの両親が、予定が延期になったということで、さいたまの自宅に遊びに来てくれるので、じじばば大好き子供たちについては心配なし。
2日ほど前にパソコンがフリーズしてしまい、若干の被害が。ただきのうにはもう新しいパソコンをダンナさまに買ってきてもらい(今度のは赤!わ~い、平井君とおんなじ~)メール関係はとりあえず残っていたので助かった。
パソコンに詳しいみなさんはいつも万端かと思いますが、バックアップはこまめに取ることをオススメします!

佐山さん効果アリ♪

2008年11月04日 09時06分59秒 | 音楽
この3連休は、まず初日に「JAZZと噺」を観に行きました。生の落語は初めてだったのですが、それはそれは面白かったです。最初前座で林家たこ平さんの落語があったのですが、内容はおならの話で面白かったけど、緊張しておられるのがわかって、ちょっと心配しながら観てました。続いて林家正蔵さんが出て来られたんですが、何かやっぱりオーラが違う気がして。私は昔からテレビでこぶちゃんとして観ていたので、正蔵さんとしての貫禄がさすがという感じでした。そして落語の方はというと・・・。
笑いすぎて涙が出たのは久し振りでした。1つ目に短い古典落語の「味噌豆」を。これはこれでコンパクトで結構面白かったのですが、その次の桂三枝作の創作落語「読書の時間」が、それはそれは可笑しくて。
中学校の読書の時間に、お父さんの本棚から司馬遼太郎の「竜馬が行く」を借りていったら、カバーだけで中身はポルノ小説だった、という内容なんですが、次の展開をお客さんが予想して期待するんだけど、次々裏切っていって、ようやくそこにたどり着いたら、そこからたたみ掛けるように笑いが起こって、最後は大爆笑!
顔の表情が本当にイキイキしてて面白いし、話術も本当になめらかだし、大物の風格が漂っていました。もう私たちがテレビで知ってるいじられキャラのこぶちゃんとは違うんだな~と(その落語の中で先生がクラスの海老名くんに向かって「姉ちゃんを何とかしろ!」と言ったのには、場内大爆笑でした)

休憩をはさんで次が佐山雅弘さんのソロ・コーナーでした。CDを買ったらサインをしていただけるとのことで、思わず「M's2」を購入(翌日演奏予定の「My Favorite Things」が入っていたので)ソロは2曲。1曲目の「ケンタッキーの我が家」を思い出す曲があまりに優しくて、さっきとは違う涙がじわ~っと湧いて来ました。ちょうど佐山さんの真後ろの席だったので、高音から低音まで、時にはクロスしたりして自由に動き回る両手を、しっかり堪能できました。あとペダル使いも、サスティンは本当にチョンチョンと細かく使われていたし、左側にある音をソフトにするペダルも使われているのが、鍵盤の動きで見て取れました(それを踏むと鍵盤がいっせいに横にずれるんですよね)
2曲目は6連弾の時も最後に演奏された「ラプソディ・イン・ブルー」1人バージョンを。お1人でもかなりゴージャスで、拍手喝采でした。

その後再び正蔵さんが登場されて、お2人でジャズの歴史などをトーク&演奏で。佐山さんのブルース、シビれました~。後半「あ、こんなところに楽器が!」とおもむろにトランペットを取り出して、2人でのジャズ演奏。45歳から始めて上手ではないとのことで「シとラだけ吹けば曲になる」という「So What」と「モーニン」を。それはそれはちゃんとトランペットの曲になっていて、正蔵さんがちょっとマイルスみたいでかっこよかったです。
アンコールで「唯一1曲吹ける」という「聖者の行進」を。これも手拍子が起こってとっても盛り上がって、楽しかったです。

サイン会はさすがに佐山さんだけでしたが、結構たくさんの人が並んでおられた様子。私は保育室に娘を迎えに行くのに急いでいたので、3番目くらいにサインしていただきました。佐山さんは大阪出身の方なので、私も同郷でジャズピアノの修行中です、とお伝えしたところ「お~、そうですか」と笑顔で答えて下さって。前の順番の方は握手はしておられなかったのですが、私はやっぱり手から直接オーラをいただこうと握手をお願いしたところ、ご丁寧にも両手で握り返して下さって大感激。それはそれは大きくて温かい手でした。

翌日はお昼の時間に地元公民館の「公民館まつり」にPiano Partyとして出演。たまたま客席は満席状態。最初の「Winter Games」こそ少し緊張したのですが、後はもう「お客さんがいっぱいでウレシ~~」というハイな状態になってしまい、本当に楽しい気持ちで弾くことができました。2曲目の「My Favorite Things~Jazz Ver.
~」の前のMCで(今回MCを一通りムリクリつなげてみました)「来週ちょっと実家の京都に帰るんですよ~」「何で帰るんですか?」「・・・新幹線で」この「・・・」の間が一番ウケた!不思議ですね。計算してないところで笑いが起きるという。前日の落語を観て思ったことですが、顔の表情や間合いって本当に大事なんですね。

この後、寒くなって食べたいもの=ラーメン。家族連れで行けるラーメン屋=幸楽苑。幸楽・・・といえば泉ピン子。→「渡る世間は鬼ばかり」。
「渡鬼」=長寿番組。アニメの長寿番組といえば?→サザエさん。
いや~、我ながらこじつけにもほどがある!と思いつつ、いい流れでつなげられたかな~と自画自賛(笑)で、最後は次回のライブ告知をふねさんのナレーションで入れて、ちょっと早めに無事終了しました。

今回ほとんど緊張せずに弾けたのは、先生もしておられて超ベテランの佐山さんに、前日握手していただいたお陰だと思います。6連弾の時も思ったのですが、佐山さんの演奏はとても安心感があり、華麗だけど超絶もあって「すごい!」の中に優しさのある、緩急の効いた素敵な演奏で、あんな風に弾けるようになりたい~と強く思いました。

MCは正蔵さんの落語に学び、演奏は佐山さんに学び、3日目は野球の当番で疲れたけど、なかなかに有意義な3連休でございました。色々とお手伝いしてくれたダンナさまに感謝♪