東京オリンピックの少し前、1962年まで山梨県は甲府駅前から現在の中部横断自動車道の終点、増穂インター付近の甲斐青柳までを結んでいた電車がありました。
思い立って山梨交通鉄道線(←峡西電鉄)の保存車を見てきました。
場所は中部横断道増穂IC至近、「まほらの湯」という温泉施設に隣接する利根川公園。
ちょうど廃線跡の道路に面した場所に置かれています。
保存されているのはモハ8
同型のモハ7と共に廃止後上田丸子電鉄→江ノ電と渡り歩いてここに戻ってきました。
僚機のモハ7の方も個人で保存されているようなので、幸運児といえましょう。
・・・最後に江ノ電で活躍したのがラッキーだったか?
状態は江ノ電時代のまま、塗装だけ山交時代のオレンジになっています。
番号も「801」の切抜き文字が残っています。
直近の写真をネットで見ると中央扉の窓が割れていますがしっかり直されていました。
少し色あせていますが、屋根もあるし手入れもされており程度は良好です。
後ろ側はこんな感じ。かつてはこちらにも運転台がありましたが江ノ電時代に片運化と3扉化改造がされています。
屋上はランボードが無くなっていたりパンタよりのベンチレータの位置が現役時代と異なるようです。
・・・参考にしたかったのですが(笑)
(訪問日:H27.9.20)