今日10月2日、11年間教室に通ってくださっていた生徒さんのお通夜に参列してきました。
在校生の方がお亡くなりになるのは、初めてでした。
まつばら教室の生徒さんである奥様のご紹介で、彼が教室にいらしたのが、今から11年前の2003年1月。
本当に長いお付き合いをさせていただきました。
習ったことを朝の日課として、毎日繰り返し復習され、たとえ実生活に使わなくても、出来るようになることに喜びを感じることができる生徒さんでした。
男性二人、女性二人のクラスでしたが、毎週、男同士教室の近くの角で待ち合わせて、一緒に教室に入っていらっしゃるのは、シャイな彼の性格を物語るエピソードです。
一方、時折見せるクラスでの「ヤンチャな」一面も、本当に私を心から信頼してくださっているからだと、常々感じさせてくれました。
「あーいえば、こういう」丁々発止のやりとりがもう出来なくなってしまうことが、とても悲しいです。
ご職業柄も手伝って、たくさんの方を教室に紹介していただきました。
そして、紹介してくださった生徒さんのことをいつも「どうしてる?楽しんでる?」と気にかけてくださっていました。
人と人との縁を、とても大切にされる方。
お焼香のときに拝見した穏やかな顔の御遺影は、連れて行ってくださった食事会で撮影した写真だったと、後で伺って、いろいろな思いが一気にこみあげてきました。
どうぞ安らかにお眠り下さい。
心よりご冥福をお祈り申し上げます。