マックスパパの人生トレッキング

還暦迎えても、「かっこよく老けていきたい」ですね

カラスは被害者?

2015年06月06日 | 日記
4月から小学校勤務になり、やっと慣れてきた頃・・・

どれだかわからないけど、校庭の樹木にカラスの巣があるんだろうな?
二羽のカラスが頻繁に飛び回っている。

いつしか私の顔を覚えたようで(笑)

屋上や外階段、校庭で作業していると近くまで寄ってくる。
こちらも「カァカァ」とからかっていた。

そのうち、帰宅する私を・・・
出勤する私を・・・学校の外でも頭スレスレを飛んで行く。
だんだんエスカレートしていくのが怖く、何とかしようと考え出した。


35年ほど前、田園調布の多摩川台公園に勤めていた。

当時の先輩職員が、一羽のカラスを餌付けしていて職場で可愛がっていた。
パンの残りを牛乳でやわらかくして与えると美味しそうに食べていたのを覚えている。

数ヶ月した頃には、東急線多摩川駅のホームで人懐こく戯れているのが最後だった。
「あれだけ人懐こかったから、誰かに連れて行かれたんだろう」


今回のカラスも、もしかしたら・・・?

一度、学校の屋上で試してみた。

私の姿を見つけると、100mも離れたビルから一気に飛んでくる。
一羽が牛乳のパンを食べてくれた。

1mの距離で、私と二羽のカラスが会話している(笑)


そのうち、ヒナが巣立ちすれば居なくなるだろう・・・そう思っていた。


ところが・・・


昨日の朝、ヒナの一羽が地上に落ちてしまい、地面の草むらでじっとしている。

親の二羽は、いつもより攻撃性を増していた。

子どもの出入り口の門、その近くだからヤバイ!

校長も「直ぐに業者の手配をして、ヒナと巣の撤去を」と指示してきた。



1時間後、業者の車が到着。

人数が多ければ親も襲ってこない・・・

1mでヒナを見たが、可愛い・・・一度だけこちらを向いて「カァ」と鳴いた瞬間。

業者の職員が棒で後頭部を一撃!

死んだヒナをビニール袋に入れた。

なんでそこまでするのだ? そう思いながらその先を見たくなかった・・・

学校の屋上から眺めると、普段は10数羽しかいないカラスが50羽以上、群れで飛び回っている。

ヒッチコック監督の「鳥」そのもののようだ。

親のカラスが発信する何か?でテリトリーの異なるカラスが集まったようだ。

なんとも不気味である。



結局、巣は撤去。

巣には別のヒナが二羽居たそうだ。

きっと、巣に居たヒナも生け捕りじゃなくて、直ぐに殺されたのだろうな・・・

一部始終を見ていた女性教員が語った

「必死に子どもを守ろうと、親のカラスがかわいそうでたまらなかった」と泣いていた。

樹木に登って巣を壊す人間を、体当たりしながら守っていたそうである。

カラスは邪魔者?

人だってカラスだって・・・

私も思わず泣いてしまった。



数時間後、何事も無かったように静まり返った。

親のカラスは近所のビルの屋上に居る。

私は学校の屋上に出て行く・・・

二羽の親カラスは飛んで来てくれた。

せいぜい5mの距離までだ。

私は謝った「ごめんね」

きっとこれからは、攻撃はしてこないだろう・・・

でも、顔を覚えている私と、たまには会話してくれるかな?

今でも、カラスのヒナって可愛いんだ。

私に向かって「カァ」鳴いてくれた瞬間に殺されたカラスが忘れられない。

本当にショックだった。

ごめんね!

これからは、できるだけ細かく点検して・・・

巣を見つけたら早めに、せめてタマゴの頃に・・・

後悔しています。
コメント (2)
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