今回のテロ集団による人質誘拐拉致事件で、日本国内では其々の立場で、意見やコメントがある。
海外では日本の気質を勉強もしないで、勝手な事を言ったり報道したりしている。日本国内でも一部の人間に、日本人の気質を考えない意見もある。
国内の事を考えると、最近、常岡さんというジャーナリストが、私見として「あの時政府と協力していれば湯川さんを救えた・・」とある。
「昨年9月イスラム国の幹部から湯川さんの解放の仲介役を頼まれていた日本人がいた。それが国債ジャーナリストの常岡浩介氏だった。」とネットに掲載された。(1月29日)
9月の時点で、テロ集団の司令官が常岡さんにハッキリと言ったとされる。「湯川に関しては身代金の要求もしないし、見せしめの処刑もしない」と。
この日から、シリア軍による最大規模の空爆が始まり、混乱が生じ10月に再渡航する予定だった。9月の時点で現地司令官と直接交渉が出来ると、中田氏の知人を通じて外務省に伝えていたとある。しかし政府は常岡氏を危険分子と見なしたとある。・・常岡さんの自宅を公安部が家宅捜索し、カメラ、ビデオ、パソコン、スマートホンなどを押収したとされる。
ここまでの経緯を見ると、常岡さんや報道している週刊誌側が正論に聞こえる。・・が
ネットで湯川さんの事を知る為に見ていたら、常岡さんがテロ集団の司令官(シェイフ・オマル)と言う人とにこやか写真に写っている姿や、テロ集団の旗の前で機関銃を両手に持った姿が写真に写っていた。(ネットの写真としてこの姿が載っていたので、日本や世界に当然知られていただろう。)
公安部も当然この事はプロだから把握していただろう。果たして常識から考えて常岡さんらは、テロ集団の司令官から身代金要求はしない、殺害はしないと言われていたにしても、私であれば人質の交渉が出来ますよ・・と言っても信用できるかである。
相手は、自分らの目的の為に簡単に人を殺害する連中である。多くの民間人の命を自爆テロで奪ってきた。
常識、常岡さんの写真やテロ集団の行為を考えれば、信用できないだろう。いくら、自分達が交渉できると言っても、信用度から考えれば信用されない確立の方が多いだろう。
日本が最近、NSC(国家安全保障会議)を立上たとしても、経験も実績もない組織に判断は不可能だろう。(アメリカあたりは、CIAが昔から機能しており、交渉できる人間か?信用できる情報かは判断できるが、日本では無理だろう。)
人から信用される人間になるには、疑いを持たれない人物が理想である。常岡さんが上記の意見を主張してるが、状況としては少し無理があるだろう。
自分の正当性を主張していると思うが、自分を正当化するには少し自分の置かれた当時の状況を、考えた方がいいと感ずる。それと、日本はこれまでテロには屈しない方針を貫いているので、そこの事も考えないと自分だけの主張に終わるだろう。
湯川さんがどうして紛争国に行ったのか?後藤さんが紛争国に行ったのは、どういう決心で言ったのか等は、常岡さんがいちばんご存じのはずである。
確かに安倍さんが中東に行き、刺激と取られる発言をしたが、湯川さんは民間人かどうかわからない(民間兵士と言う噂がある)が、中東の困っている人の為に尽くしてきた、後藤さんを拉致し監禁しているテロ集団に一番の責任がある。責任はテロ集団に100%責任がある!ここの所を考えないとテロ集団を擁護することになる。
外国は、日本人の真の気質を理解できないから、日本人が言う「自己責任」の意味が理解できないのである。その考えを、外国と一緒にしない方が良いだろう。
日本人は、昔から恥や外聞にこだわってきた文化がある。武士の考えの心とも繋がる。外国の人には理解できない、精神性の高さがある。日本人の人達はいちいち、日本人の真の気質を理解できない外国の論評に、振り回されてはならないのです。
後藤さんのメッセージの通り、「自己責任」を日本人は理解してあげて下さい。そのうえで日本人として最大限、政府、日本国民が出来る限りの努力をしてあげれば、後藤さんも本望だと思います。
左翼や反日連中は日本の足を引っ張ろうとするが、それこそ注意してください。日本国民は冷静になる事です。
常岡さんもその近辺の人達も、日本国家に関する事ですから、自分達であれば・・と言う事を簡単に考える次元ではないのです。日本国家に協力するには身辺の事も考えなければ。日本国家の信念からして『テロには屈しない』と言う意味を、総合的に考えて下さい。批判は駄目です。正当性がありません!