いよいよ最後の仕上げです
最終のツヤ出しをします。
カンの中にアセトンを少量入れて電熱器で温めます。
気化したアセトンにフレームを浸けます。
バフがとどかないミゾの中もツヤが出ます
アセトンとは第一石油類で、見た目は無色透明でアルコールみたいな液体です。
有害で引火性があるので、取扱は細心の注意が必要です。
組み立てたフレームは、テンプルが真っ直ぐです。
電熱器で温めて手で曲げて形を整えます。
#800番の耐水ペーパーを使って下磨きをします。
紙ヤスリの細かいスリ跡を無くします。
テンプルは棒状なのでフロントよりも楽です。
画像の左側が耐水ペーパー後です。つるつるになっているのが分かるでしょうか?
次にバフで磨きます。
バフがけはかなり汚れが飛ぶので、外で作業します。
春は暖かいので外は気持ちがいいです
向かって右側の粗バフからかけて、左側の仕上げバフをかけます。
磨き棒をよくバフ布にこすりつけてからバフがけをします。
両手でしっかり持たないと、はね飛ばされて危険です。
一ヶ所をあまりこすり続けると焦げてしまいます。
フロントと段差が付いてしまうので、テンプルに合わせて削ります。
テンプルを#100番と#150番の紙ヤスリを使用して粗い削り目を滑らかにします。
だいぶ完成に近づいてきました。
作業が一区切りついたあとは必ずコーヒーブレイクです
散らかった作業台で、作りかけのメガネを眺めながらのコーヒータイムは最高です
もちろん最後はちゃんと掃除しますよ。
外形が出来たら、細かく形を作っていきます。
ヤスリと#60番の紙ヤスリを使用します。紙ヤスリといっても#60番は鉄のヤスリぐらいよく削れます。
フロントと合わせながら、角を丸くしていきます。
丁番の金具を削らないようにします。
ちょっと分かりづらいですが、画像の左側が削った後です。
耳に掛かる部分は裏側を削って厚みを薄くします。
削り過ぎると芯が出てしまいますので注意します。
片方のテンプルも同様に削ります。
左のテンプルをカットします。
単純に右のテンプルをトレースします。
芯が完全に真っ直ぐじゃないので、うまく重なるように調整します。
糸ノコでカットするのは同じです。
右と対照的に同じ形になるようにヤスリで削ります。
多少削りすぎても右を削れば修正できます
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