丁番を埋め込みます。
画像は右側の丁番を内側と下側から見たところです
テンプルに対してフロントに角度を付けるため、少し斜めになっています
この角度を前傾角といい、約10°~15°です。
埋め込む位置を決めて、ドリルで下穴を開けておきます。
丁番埋込器で電圧により加熱して材料を溶かしながら埋め込みます。
曲がらないように、焦げないように慎重に慎重に…
次に鼻当てを付けます。
接着面を専用の溶剤で溶かして張り付けます。
左右対称になるように乗せます
乾くまで1日置きます
かなりメガネの格好になってきましたが、まだ真っ平らです。
カーブを付けます。
まず、電熱器でよく温めます
電熱器には近づけすぎず遠すぎず。全体がまんべんなく軟らかくなるようにします
少し手が熱くなりますが、ヤケドしたりメガネを落とさないように注意します
型に挟むときも、裏表上下を間違わないようにします
万力で押さえて冷めるまで待ちます
#800番の耐水ペーパーで下磨きをします。
水を付けながら紙ヤスリの跡が無くなるようにひたすらこすります
かなり綺麗になったと思っても、水気を取ってよく見るとまだまだです
分かりづらいですが左の画像が前で、右が後です。
さらに、ひたすらこすります
地味な作業です
この下磨きをきちんとやっておかないと、最終の磨きが綺麗に仕上がりません
側面が角張っていてヤスリのスリ跡がついています。
#60番の紙ヤスリで周りを削ります。
形が出来たら#100番→#150番の紙ヤスリで滑らかにします。
側面だけでなく、表面も裏面も全体に紙ヤスリをかけます
だいぶ形になってきました
型紙をはがして細かく形を整えていきます。
#60番の紙ヤスリを使って、ヤスリの削り跡を取っていきます。
紙ヤスリとはいえ#60番はかなり削れるので、ノギスを使って左右をそろえます
次に、レンズをはめるミゾを専用の道具を使って彫ります。
中心より若干前に彫るので、彫っている途中で裏側にならないように注意します
撮影を意識しすぎて手つきがそそくさしていますが、もう少しゆっくり落ち着いて作業します
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