【名盤紹介】Jelly Tones(1995) - Ken Ishii

東洋のテクノ・ゴッドの異名を持つKen Ishii(石井健)が1995年に発表したオリジナルアルバム。

東京の雰囲気をテーマとした近未来的なテクノが特徴。

本作を象徴する楽曲

「EXTRA」

アニメーター森本晃司によるサイバーパンクなMVは必見

その他Ken Ishiiの個性が発揮された「Cocoa Mousse」、渋くて格好良い「Stretch」や「Frame Out 」、アンビエント風の「Endless Season」など聴きどころ満載

個人的によく聴いたアルバムであり、サイバーなメロディーと繰り返されるビートによりトランス状態になってしまいます。

ロックファンにもオススメなテクノの名盤です。

・EXTRA(MV)

【名盤紹介】わたしを断罪せよ 岡林信康フォーク・アルバム第一集(1969) - 岡林信康

フォークシンガー岡林信康の1stアルバム

今日(親)をこえていけと歌う

「今日をこえて」

親の言いなりになる良い子になるなと歌っている。しかし、我々も年を重ねることによりこえるべき今日(親)になってしまう空しさも併せ持つ。

ボブ・ディランの名曲の日本語カバー

「戦争の親玉」

高度経済成長時代の社会を『監獄』と例えた

「それで自由になったのかい」

以下歌詞の一部抜粋

『給料が上がったのかい

組合のおかげだね

上がった給料で一体何を買う

テレビでいつも云ってる車を買うのかい』

『それで自由になったのかい

それで自由になれたのかよ』

『あんたの云ってる自由なんて

ブタ箱の中の自由さ

俺達が欲しいのは

ブタ箱の中でのより良い生活なんかじゃないのさ

新しい世界さ

新しい世界さ』

1969年の古いアルバムですが初めて聴いたときとてもゾクゾクしたことを憶えています。

プロテストソングの側面も持った、邦楽最古の名盤といえるでしょう。