名盤まとめブログ

ジャンル問わず名盤をまとめていくブログです。私は音楽ゲーム愛好家でもあり、音ゲー曲もまとめるのでぜひ聴いてみて下さい♪

【音楽アルバム紹介】白虎野(2006) - 平沢進

2024-10-23 20:43:49 | ・2000年代(邦楽)
日本のミュージシャン、平沢進の10枚目のオリジナルアルバム。

ジャンル:テクノポップ/プログレッシブ・ロック
オススメ度:★★★★★

平沢進はP-MODELを率いていた人物であり、多重録音のコーラスを使用した壮大なテクノポップが特徴。そこに難解な歌詞と東洋/民族的なメロディが乗っかかり一度聴いたら忘れられない音楽となっています。その音楽性は唯一無二と言っていいほどであり、国内のみならず海外からの評価も極めて高いです。

本作は「分岐」と「確率」をテーマとしており、ディストピア3部作の2作品目となっています。アルバムタイトルの『白虎野』とは、ベトナム・ホーチミン市の南東方沖合に位置する海底油田「バクホー油田 (White Tiger Oil Field) 」のことを指します。

【トラックリスト】
1. 時間の西方
2. 白虎野
3. 生まれなかった都市
4. 記憶から来た男
5. 水脈
6. CODE-COSTARICA
7. Σ星のシダ
8. 確率の丘
9. 白虎
10. パレード


白虎野
歌詞を変えた「白虎野の娘」がアニメ映画『パプリカ』の主題歌として使用されています。間奏には「Xin chào các bạn Đây là quê hương của chúng tôi Đây là tương lai của chúng tôi(ようこそ ここが私たちの都 ここが私たちの未来)」というベトナム語のセリフが入ります。


【音楽アルバム紹介】FAB FOX(2005) - フジファブリック

2024-10-13 22:25:00 | ・2000年代(邦楽)
日本のロックバンド、フジファブリックが2005年に発表した2ndアルバム。

ジャンル:ロック
オススメ度:★★★★★

フジファブリックは1stかこれにするか、かなり悩んだのですがこのアルバムのほうがよく聴いたのでこちらにしました。

前作の時点で独創的で変幻自在だったサウンド・アレンジは今作も健在で、「モノノケハカランダ」、「銀河」「虹」と聴き応え抜群の曲が豊富です。
そして最後の曲「茜色の夕日」が素晴らしい。
この曲の歌詞にある「短い夏が終わったのに 今 子供の頃のさびしさが無い」はグッとくるものがあります。

このアルバムのほとんどの曲を作詞・作曲し、ボーカルもとっている志村正彦氏は2009年に29歳という若さで亡くなられています。

【トラックリスト】
1. モノノケハカランダ
2. Sunny Morning
3. 銀河
4. 唇のソレ
5. 地平線を越えて
6. マリアとアマゾネス
7. ベースボールは終わらない
8. 雨のマーチ
9. 水飴と綿飴
10. 虹
11. Birthday
12. 茜色の夕日


茜色の夕日



【歌詞一部抜粋】
茜色の夕日眺めてたら
少し思い出すものがありました
短い夏が終わったのに 今
子供の頃の寂しさがない

【音楽アルバム紹介】K.AND HIS BIKE(2003) - the band apart

2024-08-31 00:38:06 | ・2000年代(邦楽)
日本のロックバンド、the band apart(略称:バンアパ)の1stアルバム。

ジャンル:ロック/オルタナティブ・ロック
オススメ度:★★★★★

the band apartのメンバーは以下の通り。
荒井岳史(ボーカル・ギター)
川崎亘一(ギター)
原昌和(ベース・コーラス)
木暮栄一(ドラムス)

英語で歌われた歌詞とクールでオシャレなサウンドが特徴。ヘヴィメタルやフュージョン、ソウルそしてボサノヴァなどあらゆるジャンルをロックテイストで味付けしたようなサウンドであり、爽やかながら重厚感のある独自のサウンドに仕上がっています。
ドライブやランニング中に聴くととても爽快なのでオススメです。

【トラックリスト】
1. FUEL
2. cerastone song
3. Snowscape
4. ANARQ
5. Take a shit
6. Fool Proof
7. silences
8. ag FM
9. Eric.W
10. K.and his bike
11. in my room

FUEL


【和訳】
日曜日の夜明け前、夏の嵐
ベイビー、音が遅れて聴こえるようだ
ここには誰もいない、俺と夏だけ
何もかもが通り過ぎていく

1月か2月の頃は一人でいるのが好きだった
調和と揺らめき
俺のためだけにギターを弾く

日曜日の夜明け前、夏の嵐
ベイビー、音が安心を与えてくれるようだ
今は目を逸らしたくない
何もかもが通り過ぎていく

1月か2月の頃は一人でいるのが好きだった
調和と揺らめき
俺のためだけにギターを弾く

1月か2月の頃は一人でいるのが好きだった
調和と揺らめき
誰のためでもない、ギターを弾く

俺たちはどこで塵になるのだろう
燃えろ、燃え尽きろ
俺たちはどこで塵になるのだろう
燃えろ、燃え尽きろ
俺たちはどこで塵になるのだろう
燃えろ、燃え尽きろ
それで俺たちはいつ塵になるのだろう
どこで俺たちは塵になるのだろう、友よ

日曜日の夜明け前、夏の嵐
ベイビー、音が安心を与えてくれるようだ
今は目を逸らしたくない
何もかもが通り過ぎていく

1月か2月の頃は一人でいるのが好きだった
調和と揺らめき
俺のためだけにギターを弾く

1月か2月の頃は一人でいるのが好きだった
調和と揺らめき
誰のためでもない、ギターを弾く

夏の日に夢中なんだ
全ての瞬間、全ての日々
調和と揺らぐ感情
気だるい太陽、俺の歌を歌う

夏の日に夢中なんだ
全ての瞬間、全ての日々
調和と揺らぐ感情
気だるい太陽、俺の歌を歌う

俺たちはどこで塵になるのだろう
燃えろ、燃え尽きろ

今夜、死んでしまいたい気分さ
今夜、燃え尽きてしまいたい気分

どこで俺たちは塵になるのだろう、友よ

【音楽アルバム紹介】ぶっ生き返す(2007) - マキシマム ザ ホルモン

2024-08-04 12:49:36 | ・2000年代(邦楽)
マキシマム ザ ホルモンの4thアルバム
憂鬱なんて吹き飛ばすマキシマム ザ ホルモンの傑作アルバム。

ジャンル:ロック/ニュー・メタル
オススメ度:★★★★★

マキシマム ザ ホルモンのメンバーは以下の通り。
・マキシマムザ亮君(ボーカル・ギター)
・ダイスケはん(ボーカル・コーラス・シンセサイザー)
・上ちゃん(ベース・コーラス・打ち込み)
・ナヲ(ドラムス・ボーカル)

作詞・作曲をフロントマンのマキシマムザ亮君が担当しています。

英語に聞こえる日本語歌詞とスピード感溢れる楽曲が特徴。ベースはメタルやハードコア・パンクですがキャッチーでとても聴きやすく、中毒性が高い。
オープニングを飾る「ぶっ生き返す!!」が非常に格好いいほか、アニメ『DEATH NOTE』のED曲「絶望ビリー」とOP曲「What's up, people?!」も良曲。レゲエ調でテンション高い「糞ブレイキン脳ブレイキン・リリィー」、隠れた名曲「シミ」、シングル曲「恋のメガラバ」など聴きどころ多数。

ロックを聴いてるだけで楽しかった頃の初心を思い出させてくれる、まさに聴く者をぶっ生き返す作品です。
メチャクチャ格好良いのでぜひ聴いてみて下さいね。

【トラックリスト】
1 ぶっ生き返す!!
2 絶望ビリー
3 糞ブレイキン脳ブレイキン・リリィー
4 ルイジアナ・ボブ
5 ポリスマンベンツ
6 ブラック¥パワーGメンスパイ
7 アカギ
8 恐喝〜kyokatsu〜
9 ビキニ・スポーツ・ポンチン
10 What's up, people?!
11 チューチュー ラブリー ムニムニ ムラムラ プリンプリン ボロン ヌルル レロレロ
12 シミ
13 恋のメガラバ


爪爪爪/ぶっ生き返す!!
「ぶっ生き返す!!」は8:56から




【音楽アルバム紹介】恋人へ(2004) - Lamp

2024-03-19 22:07:15 | ・2000年代(邦楽)
日本のスリーピースバンド、Lampの2ndアルバム。
Lampは染谷大陽、永井祐介、榊原香保里からなるバンドでありボサノヴァをベースとしたノスタルジックなポップスと男女混合ヴォーカルが特徴です。

甘く美しいメロディーと空間の広がりを感じさせるアレンジによってメランコリックな気分になる楽曲が多数収録。一曲一曲が洗練されており、幻想的な雰囲気と合わさって普通のポップスとは一線を画すクオリティとなっています。

ハイライトは「恋人へ」、「ひろがるなみだ」、「最終列車は25時」、「雨のメッセージ」、「恋は月の蔭に」など。

Lampはシティポップブームの流れの中で再評価され、人気に火が付いたバンドです。本作はRate Your Musicで2004年の全世界アルバムランキング8位、アメリカApple Music(J-Pop)で1位を獲得するなど特に海外での評価が高い作品となっています。

【トラックリスト】
1. 恋人へ
2. ひろがるなみだ
3. 最終列車は25時
4. 日曜日のお別れ
5. 明日になれば僕は
6. 雨のメッセージ
7. 愛の言葉
8. 恋は月の蔭に


恋人へ〜ひろがるなみだ